「ユメカイの森」完結しました。
お読みいただいた方々、本当にありがとうございました。
本作は11歳の少年を主人公にした物語でした。
書き進める中で、その年齢の一人称がこんな描写ができるかなとか、こんな言葉を知ってるかなとか、疑問を抱きながらもなんとか最後まで完走しました。
11~14歳という年齢は、大人への階段を目の前にして、不安や戸惑いに毎日揺らいでいたように記憶しています。
自意識が高まり、他人との違いが気になり、自分を上手く表現できない苛立ちや、持って行き場のない感情を持て余していたように思います。
まあ、それがとても愛おしくもあるのですが。
「ユメカイ」の続編はもう少し温めてからにして、次回作はまた別の11歳の男の子と女の子の話です。
今回苦慮したような表現等を、少し抑え気味にして、淡々とした文体で書き進めます。
文字にできない彼らのもどかしさを、行間から感じ取っていただければ幸いです。
12月18日より「歩きはじめたキセツ」の投稿(月・木)を始めます。
またそれは「LWG」の前日譚的世界でもあります。