うすしお

――自分にとって一番近い人の心って、意外と分からないから。 　誰にも認識されず、誰とも関係を持たず、世界の傍観者として存在している少年・神里晴（かみさと　はる）は、人間の少年、…

　今から綴られる物語は、何一つ中身のない男の人生のほんの一部である。 　彼を支配しているものは、難読な自己啓発書の文章のようなリズムで描かれた、あまりにも痛くてくだらない思考だ…

　僕達には、とってつけたような希望なんていらない。そこにあるのは、僕が選り好んで定住することのできた居場所だけ――。 　流血に性的感情を抱く大学生の光基と、痛覚を感じられなくな…

　青春真っ盛りの学生たちが騒ぎ立てる金曜日の午後五時。石神市立石神中学校の近くにあるファミレスで、SUZUKIという女の子がひっそりとスナックを経営している。 　マネージャーの…

僕が本を読んで感じた事をただただ書き連ねるだけです。そんなかっちりしたものではないです。漫画の感想とか書くとか言ってたけどほぼ小説です。

　彼氏いない歴イコール年齢、BLだけが私の生きる全て！　『すべての推しカプに幸あれえ！』をモットーに旗を掲げ、表ではきっちり仕事のできるちやほや主任！ 　……だが、モラハラ上司…

　ヒーローになるってこと、強くなるってこと、大人になっていくこと、それって、一体どういうことなのだろう。僕はずっと、そんなことを考え続けていた。

タイトル通りです。台本チックな文体で進みます。誰得内輪ノリって感じのやつです。おふざけ全開なので温かい目で……（見れるか）。

人間チュートリアルさんは、僕の心は普通じゃないと言いました。

短編。すぐに終わります。こってこての展開しかございません。思い付きで書いたんで温かい目で読んでやってください。

　僕達を形作ってきたものは、全部が全部、綺麗なものだっただろうか。 　なんだか、この世界は冷たい。みんながみんな、子供を良い子にするためにいろいろなものを規制する。もっと前まで…

これはただの女子高生、加良下加奈の脳内の呟き。なぜだか思想の強い女の子の脳内。

　自分勝手な罰し方なんだと、僕は分かっている。 　中学二年の僕、鳴坂眞白は道を踏み外した。片思いをしていたクラスメイトの嘉瀬亜黒への告白に失敗し、僕は階段上で嘉瀬亜黒を殺して…

　僕、鍵穴くんはやっと令斗君に出会えたのに、その令斗君はまるで塩対応！　もっと運命的なものを感じて手厚く振舞ってくれてもいいんじゃないの？　まったくもう！ 　と、鍵穴くんは誰も…

　小学生の頃の記憶がない中学二年の少年・櫂房令斗（かいぼうれいと）は、ある日、鍵穴のような形をした動く落書き・鍵穴くんと出会う。 「多分ね、僕は、君の助けになるためにここに来た…