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生存報告

お久しぶりです。ここプロです。

久しぶりに小説を更新しました。
ひとまず3話だけ……。すみません。燃え尽き症候群が継続中です。

そんな更新も滞っている中、お読みくださっている皆様、本当にありがとうございます。
レビューまでいただいてしまい、本当に励みになりました。

遅くなるかもしれませんが、少なくとも今抱えている連載は終わりまで書きたいと思っています。

その分、ストーリーの質が落ちたと思われないように頑張りますので、気長にお付き合いいただけたら嬉しいです!!

10件のコメント

  • 燃え尽き症候群、分かる、分かります!自分もそうです!だけどこのまま引退も寂しいと言うか、なんかモヤモヤした気分になるんですよね( ̄▽ ̄;)
  • 私ももちょいで一区切り。
    そっから読ませていただきます。
    がんばってください!
  • 〉さこゼロ様

    コメントをお寄せくださりありがとうございます!
    半端なまま終わりたくない、でも忙しさを跳ね除けてまで書く気力がない……そんなせめぎ合いのさなかにいます(笑
    でもやっぱり、打ち切りだけはイヤという気持ちははっきりしています。
    なので気力が戻り次第、頑張っていきます!!
  • 〉梶野カメムシ様
    コメントをお寄せくださりありがとうございます!
    梶野様クラスの方が私のページ見てくれてるんだよ、と思うと頑張らなきゃって思います(笑
    お尻を叩いてくださりありがとうございます!
  • それでは、感想投下します。

    前置きとして、私はラブコメ初心者です。
    最近になって手を広げ始めたくらいで、いわゆるラノベ文法的な
    ラブコメはほとんど読んでいません。
    ただ、少女漫画は昔からよく読んでいます。
    視点は自然と、漫画読者的な方向になるものかと。
    その前提の上で、取捨選択していただければと思います。

    以下の投稿、ネタバレ全開ですので、閲覧注意。
















    ■よい点

    ・まず、タイトルが素晴らしいですね。
    キャッチーかつ内容が伝わり、物語へのイメージが膨らみます。
    カクヨムのコピーも大変よいものです。
    この二文だけで、十分に読者を引き寄せられると思いました。

    ・設定について。
    応援コメでも言及しましたが(というかよかった部分はほぼ繰り返しになりますが)、嘘を見抜く体質という設定は、ラブコメに限ればありそうでないもので、絶賛します。
    アレルギー的に嘘がつけないという点も違和感がなく、意外性がありました。
    恋愛に嘘はつきものですから、嘘を見抜けるキャラがそこでどんなドラマを生むのか。
    物語が始まる前から、期待感は否応なく高まります。

    ・なぎさというキャラも、とても魅力的でした。
    先輩や先生など、個性的なキャラはいますが、この二人はぶっちゃけ、ラノベのテンプレート的な感じがします。
    なぎさにはそれがなく、さりとてテンプレでもない、自然な人格が感じられました。
    一種超然とした、でも恋愛には少し臆病で、知的なのに抜けたところもある。
    そんな彼女のキャラが、私は一番好きでしたね。
    故に、なぎさの内心が読める、最後のおまけ話が一番面白く感じられたのだと思います。
  • ■引っ掛かった点

    ・まず文章について。
    一人称語りが基準ですので、上手さや技術は度外視しまして。
    全体の構成に対して、文章の運びが冗長だと結論しました。

    行開けが多い点も、そのイメージを加速させますが、
    まあこれはラノベを読み慣れない、私個人の感覚として言及しません。

    冒頭は違和感がなかったのです。
    ギャグや小ネタを拾っていく語り自体は問題ありません。
    相応の長さがあり、物語全体を過不足なくカバーするのであれば。
    ですが、最後まで読むと、この物語は明らかにボリューム不足です。
    おまけがなければ、打ち切りかと思うレベルです。
    構成については後に譲りますが、全体量と文章速度が明らかにちぐはぐです。
    ゆえに内容が薄いというか、読みたいポイントとのズレを感じました。

    たとえば、健太郎との繰り返される掛け合い。
    長編ならこういう描写もありですが、この長さなら削ることも考えるべき場面です。
    少なくとも、ネタの内容まで書き込む必要はなかったと思います。
    ちなみに、男同士の掛け合いギャグはテンポ命なので、毎回語り手が内容について言及すると、
    「今ギャグを言いました」と触れるようなもので、面白みが半減します。
    台詞のみで流すか、最初の一度に留めるべきだと思います。(あくまで大阪人の感想です)

    この文章テンポであれば、倍の密度の内容と文章量が欲しい。
    もしくはもっとシェイプアップして、きびきびと進めてもらいたい。
    この辺りが、読者としての率直な感想です。

    ただ、ここら辺の注文は、おまけ以外に限られます。
    おまけ単体で言えば、問題は感じませんでした。
    あくまで本編全体の構成を考えての指摘だと受け取ってください。

    ・構成について
    本編の構成は、問題アリだと思います。

    まず、起伏が極端に乏しいです。
    起承転結で言えば、転が抜けている感じで、アップダウンがほとんどありません。

    本編の転といえば、あかりとの決裂と真司の挫折と復活ですが、
    両方とも問題の解像度が低く、インパクトが小さい印象です。

    あかりの件は、なぎさの体質の逆利用での解決は上手かったですが、
    問題の本質(家の事情、なぜああなったのか)が説明されないままです。
    解決も主人公の知らない間で行われ、読者的にも「なんか解決した」というイメージです。
    さらにいうと、あかりについては恋愛的な話もここで進行するものかと思っていましたが、まったく触れられず、最後までスルーされ続けたのは謎に尽きます。

    真司の件は、父との断絶が一応語られるものの、あっさりしすぎていて、共感を感じられないものでした。

    父に褒められるために一番を追い続けたサッカーというのは、別の方向から見れば、仮に怪我なく成功していたとしても強烈な呪縛だったのではないかと思われます。
    それに対して、真司はどう考え、結論したのか。
    父へのトラウマをどう消化したのか、そもそもサッカーをどう思っていたのか。
    この辺りの説明をすっ飛ばして、なぎさの想いに判断を委ねてしまっているので、「なんかいい話だったなー」で感想が終わってしまう印象です。

    たとえば物語に父親が絡んできて、なぎさと対話とか、
    先輩との練習レベルでなく、県大会のトラブルで補欠として強引に出場させられ、トラウマ理由でミスしてチーム敗戦、クラスの悲劇であれば、盛り上がりも違ったものと思います。
  • ・なぎさの能力について
    これはタイトルの秀逸さゆえのギャップから生まれるものだと思いますが。
    なぎさが嘘を見抜いて活躍するシーンが、ほとんどないのは不満点です。
    むしろ「嘘を言えない」部分の方が取り上げられており、
    これだとタイトルは「なぎさは嘘がつけない!」(語呂わるっ)です。

    なぎさが嘘を見抜くシーンは、そこそこあります。
    ですがどれも、読者視点で言えばわかり切ったレベルの嘘で、真司ですら、嘘だと思っている言葉の裏取り程度にしか使われていません。

    読者としては「嘘を見抜ける能力ゆえの意外な展開」が見たいのであり、ここの期待には応えられていない内容だったと思います。

    では、何故嘘見抜きが生かされなかったか?
    登場人物に、ほぼほぼ嘘つきがいないからです。
    主人公に先輩、同級生に零歩先生、かなでさん。
    うそをつくのはあかり、先生、かなでさんだけで、
    あかりの回は前述の通り事情が明かされず、先生との絡みはなし、
    かなでさんとはおまけでやっと会話した程度です。
    かなでさん回ではわりと使えてると思いますが、やはりインパクトには欠けます。
    (先輩とつきあってたこともあるかなでさんなら、
     なぎさの体質について知っていてもおかしくないので、
     そこら辺の暴露含めて、もっと攻めてもいいくらいの内容でした)

    この「登場人物全員いい人」というのが問題の根本で、
    嘘を見抜くという設定との相性が、非常に悪かったのだと思います。
    確かにラブコメに悪党を出すと、ほんわかした空気が殺伐になります。
    それゆえに登場を控えさせたのでは、と思いはしますが、
    前述の転の部分、ドラマの盛り上がりには、やはり不可欠だったのでは。

    あかりのキャラを突き詰めれば、そういった役回りになったはずですが、そこが不十分だった故に、この印象に拍車をかけます。

    思えば、なぎさの学校復帰も、何のトラブルもなくすんなり運びました。
    人畜無害の健太郎と気遣いするあかり。兄と真司がサポートし、外部の関係はほとんどなし。
    ここの外部のキャラとの物語を膨らませれば、大小のトラブルも生まれ、能力を使ったなぎさの活躍も、真司のサポートも、十分成立したと思います。

    先述の父親もそうです。絵に描いたようなクソ父ですが、
    なぎさが対話する展開があれば、別の側面を「見抜けた」かもしれません。
    それを真司に伝え、認識を変化させた上で、想いを伝えた方が、
    なぎさというキャラの魅力を、より強く伝えられたものではと考えます。
    もったいなーい! と読みながらずっと思っておりました。
  • ・キャラについて

    なぎさは文句なしとして。

    真司は完璧が過ぎて、男読者的に共感が難しいですw
    顔がよくて成績上位で元サッカー日本代表とか、その時点でも女生徒が黙ってないと思います。
    自信が持てない性格という設定はわかりますが、なぎさクラスの体質にしたのは、ちょっとやりすぎで、納得がいきませんでした。
    真司はひきこもりを止め、学校に通い、友達も作り、部活に参加しています。
    サッカーだけはトラウマが残っていましたが、「絶対に自信が持てない」状態ならば、復帰そのものがあり得なかったはずです。強度の鬱状態ですから。
    ここは普通に「学校に復帰できていたが、事件によってトラウマがぶり返した」のみでよかったと思います。

    健太郎が最後までモブ気味なのは残念……
    兄と性格かぶり気味なのももったいないですね。
    自称僕は、最後まで違和感ありでした。
    あかりとの関係とか、三角四角関係的にあってもよかったかも。
    それこそ、なぎさの能力が生きてくる展開ですし。

    かえでさんは、他の方のコメにもありましたが、
    先輩の元カノという設定をスルーしたのは謎に過ぎます。
    おまけで語られるべきは、真司攻略ギャグではなく、そっちだったと思われます。
    もやもやを残したままのおまけというのは、さすがによろしくありません。


    ■まとめ

    ライトに読み流すにはよいが、それ以上を求めると物足りない。
    なまじタイトルと設定が秀逸だった故に、期待しすぎてしまった。
    長い長い感想を二行でまとめると、こんな感じです。

    かなり厳しい評価をしましたが、深掘りができない作者さんだとは思えません。
    意図的にこの作風を選んだのでしょうが、個人的には、同じ設定で作り込んだ作品が読んでみたいところです。

    また新しい作品が読める日を、お待ちします。


    PS 私も今作に影響されて、ラブコメぽい短編を二本書きましたw
  • 〉梶野カメムシ 様

    感想をお寄せくださりありがとうございます!
    背筋を伸ばして読ませていただきました(笑
    まずは最後までお付き合いいただいたこと、そして厳しくも温かい感想をお寄せいただいたこと、感謝申し上げます。

    胸のどこかで引っかかっていた部分の多くが、梶野様のご指摘を受け、自分の中で言語化されました。

    嘘を見抜く描写よりも、嘘がつけない描写がフォーカスされていること。内容に対して描写が軽すぎること。真司のスペック問題(笑
    書きながら「んー………」とどこかで思っていた部分が、梶野様に見逃されることはなかった、といった感じです。

    特に「悪党の不在」「過去の薄さ」は、書き始めた頃の構想からうまく軌道修正ができなかったのもあるかと思います。

    2話くらいまでの予定では、中盤で真司が自分の殻を破り、楽しい学校生活が始まる。
    そこに父親の元で暮らしている真司の弟が、楽しい学校生活をぶっ壊しにやってくる……みたいなことを考えていて、「でもそれってラブコメか?」と思い、ゴールを変えたといった経緯がありました。

    とはいえ、あかりはいいラスボスになれる素地はあったのにと反省です。そうなれば健太郎ももっといい具合に動かせたかも。。

    まだまだ修行が足りませんッ!
    梶野様のラブコメで勉強をさせていただきます!!(笑
  • おお、返信が早い!w
    ブチ切れられるかと思ってたので、胸を撫でおろしました。

    書き損ねていましたが、真司がもっと不完全なキャラだったら、
    指摘の部分はかなり改善されてたのかもですね。
    もっと普通で、かっこつけに嘘もついちゃう男で、でもそれには過去の理由があって、なぎさとの出会いで次第に変わっていく・・・みたいな。救われる順番が逆になっちゃいますけど。

    ラブコメにおける物語の重みの感覚って、難しいですよね。
    少女漫画でも、クソ重いのから明るいのまでいろいろありますから。
    調理次第ではあると思うんですが。

    私が書いたのは、
    「かくれんぼの鬼」「かくれんぼの鬼嫁」
    の短編二本です。一応続きものです。
    男の一人称とか、ノリが多少影響されてると思ってます。
    辛辣なお返し大歓迎なので、読んでいただければw
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