連載していた「なぎさに嘘は通じない!」が完結しました!
のべ13万文字……頑張りました。というより最後までお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
というわけで、少し「なぎ嘘」についてお話をしようと思います。
1 カナデ先輩について
名前だけ本編でも何度か登場しましたが、おまけシナリオでは活発に動いてくれました。
ライバルキャラ(?)の登場はいいですね。ヒロインが焦り出して可愛くなります♪
最初は「ユーリさん」という名前のキャラでした。ただ次回作のヒロインが「優理」に決まったので、カナデに変更!という形です。
フィーリングひとつで決定……我ながらいい加減です。
2 零歩先生について
作中で最も謎を残して行ったキャラクターだと思います。
まるで未来を見ているかのような、全て彼女の手の上であるかのような、そう思わせる存在。
真司くんも戸惑っていましたね。
実は本作、元は別の作品の作中連載でした。
その作品は、100人のプレーヤーが物語の中に入っていき、条件をクリアするとゲーム脱出のヒントが得られるというもの。
妃名宮零歩はそのプレーヤーの一人。
「箱庭の少年少女」という物語に入って、ミッションのクリアを目指していました。
実年齢は18歳です。
零歩に与えられたミッションは、カウンセラーとしての立場から、主人公の真司を救う(再びピッチに立たせる)というもの。
真司が立ち直ったことがクリア条件だったので、彼がプレーヤーに復帰するのと同時に物語から消えるという構造でした。
作中連載がひとつの作品として飛び出して、驚くほどたくさんの方に読んでいただいたこと、今は驚くとともに大変嬉しく思っています。
3 ラブコメ要素について
読んでいただいた方はなんとなくお察しかと思いますが、この作品、ラブコメというよりも「ラブコメに到達しようと頑張っている作品」というものです。新ジャンルです。
最初の四話を書いてみて、「このペース……一体いつになったらラブコメになるんでしょう」と焦ったりもしました。
そして最終的にはエロもなければキスもないという健全さ!
まぁ高校生だし……と思った部分もあるのですが、古いでしょうか。
苦肉の策として「水着エプロン」という飛び道具を投入しました。
確実に方向性が迷子になっていると思いましたが、書いていて非常にたのしかたです♪
4 視点について
おまけ「帰ってきたよ」のみ、ヒロインの視点に変えてみました。
不思議と、ヒロイン目線になってからの方がなぎさが可愛くなったような気がします。
嘘を見抜く時ってどういう感覚なんだろう……とか、彼女の視点でしか語れないことを最後に詰め込むことができました。
ただ作者が同じなので、地の文はところどころ真司っぽく見えます。
荒削りなところが目立ちますが、勢い一本の掛け合いでなんとか誤魔化せていれば、と(汗
なんだか長々と語ってしまいました。
なんとなく、思い入れがある作品になったのかなと感じています♪