「虹翡翠」でカクヨムデビューしてみました、
琥珀燦(こはくあき)と申します。
「虹翡翠」をお読みいただき、立派なレビューをいただいて
本当にありがとうございます。
「虹翡翠」は結構昔に書いた作品で、
とある公募に応募した作品なんですが、
共同出版のお話をいただいて、お断りして、
それからホームページの中に封印していました。
自分が書いた作品の中ではちょっと特別で、
ロマンティスト、少女趣味な自分にしては、
武骨な物語を書けたなあと思います。
この作品は、私の亡き父と、彼にとっては初孫にあたる甥のことを
イメージして書いたものです。
大好きなおじいちゃんを亡くした時、小学三年生だったけど、
少し彼は沈んで見えました。
次に会った時、彼は自分のことを僕ではなく俺と呼ぶようになっていたんです。
何か、それを見たとき、男性の成長の眩しさとか
男性の血筋の中を流れていく、受け継がれていくものとか切り離されていくものとかを
ぱーっと考えて、書いたのがこの話です。
鶏肉は私の大好物ですw
自分が大好きなものを、食べられない主人公を書いてみたかったんです。
あと、悪人が一人も出てこないところも自分で好きな作品です。
大人たちが、子供に誠実に接する様をきちんと書きたかった。
にじひー(虹翡翠を私はこう呼んでいる)の言動はあれで良かったのか、
今でもちょっとだけ不満です。
にじひーをもっと高貴に書けば良かったんじゃないかな。
参考にしたのは手塚治虫さんの火の鳥です。
いや、その時意識して書いていたのではないけど、
無意識下に火の鳥のイメージはあったと思います。
あの作品大好きで、子供のころから何度も読み返してたから。
「虹翡翠」をカクヨムでも受け入れていただけたようなんで
数品、いろんなテイストの作品をアップしてみました。
「終わらない、夏」「果ての果て、終わりの終わり。」「こまいぬちゃん」「空の風、海の波。」等々。
自分にどんなテイストの作品が合うのか知りたいと思います。
先日、納戸から大量のプリントアウトが出てきたので
頑張ってアップしていこうと思います。
リゼで琥珀図書館というホームページもやってます。
そっちにはお題ものや二次創作も置いてたりしますんで、
良かったら遊びにいらしてください。
「リゼ 琥珀図書館」で検索できるはずです。
これからもよろしくお願いします。