• 現代ファンタジー

少年情報屋 駿杜若 後書き


 さて、この物語は私にとっての長編第二作目でした。そして、今まで書いた物語の中で、もっとも暗い部分の少ないストーリーです。
 私の中では青い鳥文庫のノリ、というか、YAのテンションというか、ほのぼのとした世界観のように感じられます。もっとも暗い部分がないわけではないのですが、終始杜若が元気であることが一つの要因だと思います。
 高校に入ってから書き上げたもので、この作品以降は、異能バトルや傷つけあうようなよりダークな世界観に入っていき、私の中ではライトノベルの方に寄って行きました。
 
 いいとか、悪いとかではなくて、杜若が自分の中の主人公では、とてもタフで、笑顔で、ピュアで、そして元気で、普通らしい、とても可愛くて微笑ましい存在であること、そしてそのことをとても頼もしく感じます。
 もちろん彼の今後を描くとすれば、きっと葛藤は増えるでしょう。しかし、この物語の中、この瞬間に生きていてくれたことは、私を励ましたのです。それは他のキャラクターも同義です。
 出来としては、もちろん未熟な点はあります。しかし、どのキャラクターも愛していて、私にとって魅力的な存在になりました。きっとこのことが、この次の、その先の物語の欠かせない素地になったのだと思います。
 私の物語。私が、物語るのをやめないこと。
 その道に於いて、とても前向きな風を吹かせてくれたのが、杜若でした。旅立った彼の平和を、これからの素晴らしい成長を願ってやみません。

 ここまで読んで下さって、ありがとうございました。

(ここまでは、編集し直したタイミングで書いた文章です)

 今回カクヨムに投稿していて思い出した……余談なのですが、当時は西尾維新先生の戯言シリーズにどえらくハマっており、今作も傍点が多い仕上がりになっていました。そう、そのせいです多いのは(笑)

 ちなみに、私は最初図書館で借りたために、戯言シリーズを「ヒトクイマジカル」から読むというイレギュラーな入り方をしました。
 それでも、面白かったのだから今思ってもスゴイ。

 影響を受けた作品の一つです。
 
 言葉遊びとか面白い!と、頑張ってたな~と思い出しました。

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