蒼井どんぐりです。
しばらく全然投稿ができず、いつの間にかカクヨムコンも始まってしまってました。
ということで、カクヨムコンに応募する形で新作短編SFを投稿しました。
「まなざしを重ねて」
https://kakuyomu.jp/works/16817330666787068410あることがきっかけでうまく表情を作れなくなってしまった少女。
出張が多く、「父親というより、久しぶりに会える親戚」のような印象を残してこの世を去った父の残したARグラス。
そこに残された映像とともに記憶を巡る近未来SFです。
自分が本職で"AR"という技術に触れているのですが、
個人的にARには"時を超え、いろんなものが重なり合う"技術としての側面があると思っています。
現実の空間に映像を重ねる、というのはもちろん、そこに何か意味が付与されるということでもあり、感情などのその他、いろんなものがこの技術を通して重なっていく。
そんな"AR"という技術の"エモさ"みたいところをテーマに乗せてみた物語になっています。
また、今回、映像技術が主題ということもあって、少し映像的なイメージも意識してシーンを組み立てていきました。
ちょっと短編アニメのような、日常の景色の中に少し驚きがあって、少し楽しく、そして心が湧くような。
そんな景色をいくつか選び、シーンとして取り入れてみています。
よろしければ、お読みいただき、楽しんでいただけますと幸いです。