蒼井どんぐりです。
少し変わった仕掛けのある、新作短編を投稿しました。
「ポテトヘッド」
https://kakuyomu.jp/works/16818023212224764203よく人前に立つ時、「緊張したら、みんなじゃがいもだと思え」という教えがあると思うのですが、
その感覚にガジェットと共に巻き込まれていく、不条理SF風のお話になってます。
視覚(じゃがいも)を本文、知覚(人の顔) として表現して、
徐々に交差していき、読んでいる側も「混乱と狂気を追体験する」ような実験小説として挑戦しました。
以前、"文章にルビが付随する"という文章自体が小説のテーマを体現する作品、
「私を羽織る」
https://kakuyomu.jp/works/16818023212544325504というものを書いたのですが、それと近い発想で、
「ただギミックとして使うのではなく、それ自身が密接にテーマや読書体験に関連させられないか」と書いてみた作品でもあります。
(作風は全く異なりますが....)
元々、自分が小説以外の創作をしているためか、こういった、
「せっかくなら小説ならではの仕掛けを施した物語」に挑戦してみたくなるのは
一種の癖なのかもしれません....
今後ももし思いつけば、そんな「ちょっと新しい小説」を実践できたらと思ってます。
よろしければ読んで、感想などいただけると幸いです。