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【私を羽織る】鈍感になった日常(本文)に感情(ルビ)が寄り添う小説を書きました

蒼井どんぐりです。

カクヨムコンの締切も迫っていますが、新作の短編を投稿しました。

「私を羽織る」
https://kakuyomu.jp/works/16818023212544325504

"日常に鈍感"になっていく自分に不安を覚えたナナ。
そんな彼女が"感情を客観視"できる「ハゴロモ・プログラム」というセラピーに参加し、日常の中で感情を取り戻していく話です。

この小説を書く際は、小説だからこその表現の一つ、
「ルビ」を使った新しい表現ができないかと思って書きました。

ルビをいろんな表現に使った小説は一般書籍でも、カクヨム投稿作の中でもたくさんの前例があります。
そんな中、ギミックとしてにルビを使うだけではなく、
"文章にルビが付随する"というもの自体が小説のテーマを体現して、
文章そのものがそれを表現できるものを書けないかと挑戦しました。

そこから、日常(文章)と感情(ルビ)という対応、
そして文章にルビが寄り添うように、「感情が日常に寄り添う」というテーマで、
ミニマムな中での感情の機微を描いて見た作品です。

エンタメ色が強いわけではない小説なので、面白い小説になったかは不安はありつつ、自分の感情も多く込め、自分の中で"書けてよかった"物語になりました。

よろしければ読んで、感想などいただけると幸いです。

3件のコメント

  • ありがとうございました。
    私はなぜか、アルジャノンに花束を、を思い出しました。わたしのなかで、なぜそこにリンクが走ったのか分析しきれていないのですが、

    たしかな可能性を感じました。
    明確なあたらしさがありました。
  • 3のコメントに追記しました💦失礼しました!
  • ありがとうございます!
    そんなことを言っていただけてとても嬉しいです。

    自分もまだまだ試してみたところではあるので、
    またルビやそれ以外でも、"文字"の表現の可能性をいろいろ模索してみたいなと思ってます。

    アルジャーノンに花束を、設定やあらすじは知りつつ、実は原作はまだ読めていないんです。
    (あらすじだけでも、おそらく自分好みということは想像しているのですが...!)
    今回の機会にぜひ読んでみようかなと思います。
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