長らくお待たせいたしました。
かくりよ秘抄最新話「儀式の後」更新です。下にURL貼っておきます。最新話に直接飛びますので、まだ追いついてない方はお気をつけて。
『かくりよ秘抄~花楽師の娘と冷然たる神~』
https://kakuyomu.jp/works/16817139557820435547/episodes/16817330661247034435ものすごい遅筆ではありますが、こうして更新報告ができたことに少しホッとしています。
前回から月単位で開いてしまっても読みに来てくれる読者様がいて、いつも感謝しかないです。本当にありがとうございます🙇♀️
とりあえず、第一幕まではきちんと完結させるつもりですので、これからもお付き合いいただけると幸いです。(もちろん、最後まで書き続けるつもりではありますが…)
ここからは自作語りになりますので、本作をまだ読んでいない方はブラバ推奨です。念のため、行間空けときますね。
さて、これはあらすじを最後まで読んでいただいた方はご存じだと思いますが、実はこれ以前投稿していた「かくりよの笛吹き娘」という作品を改稿したものなんですよね。
同じなのはベースとなる世界観設定と黒姫のキャラくらいで、あとは本当に別物です。
なかでも一番の変更点は主役二人のキャラでして…
これは話すと長くなるのですが…、前作は、私がとある作品を読んで腹黒ヒーローにドハマリしたことから、「よーし、私も腹黒ヒーロー書いちゃる!」と一念発起して書き始めたものなんですよね。
当時は腹黒いシヅキ様とおもしれ―女()桔花さんで話を進めていく予定でした。
とまあこんな感じで書いていたわけですが、ここで問題が発生しました。それは――。
腹黒は 一歩間違うと ただのクズ
ハイ、七五調でお送りさせていただきました。
そうなんです。腹黒シヅキ様がただの性格悪い男みたいになってしまったんですよね。
それで、「なんだこいつ、ウゼェな」となってしまいして。
当時は読者様がほぼゼロに近く、コメントなども一切なかったのもあり、作品を削除するにいたりました。
そしてまた主役二人のキャラを一から練り直すことにしたのですが、再度問題が発生しました。
実は、シヅキのキャラは割とすぐ定まったんです。でも肝心の桔花さんのキャラが定まらない。
物静かな性格のシヅキとつり合いが取れるように愉快な性格にしたはいいものの、桔花自身がどういう子なのかが見えてこない。主人公なのに。
そして主人公不在のまま謎に深まっていく花楽座の設定と勝手に生まれた同輩キャラ。(かくりよ秘抄で布由比古役をやってる子です。)
もうテンコちゃん主役で「かくりよ神社もふもふパラダイス」としてやった方がいいのでは? と血迷い始めたとき、あることが起こりました。
なんと、私の脳内で桔花と同輩キャラが出会い、「かくりよ秘抄番外編~花楽師見習いの日常~」を繰り広げ始めたのです!(何言ってんだこいつ)
同輩キャラと絡んだことによって、図太さと劣等感を植え付けられた今の桔花さんになりました。(ちなみに、この脳内番外編で新たな同輩キャラがまた一人生み出されました。)
そうして、前作では小柄で童顔、超がつく運動音痴でおもしれ―女()だった桔花さんが、長身できつめの美人顔でバカ真面目で舞が得意な今の桔花さんになりました。
あ、前作で笛吹いてたのに今作で踊るようになったのは、シヅキ不在の状態で笛奪われると無力すぎて詰むからです。これだけはただの展開の都合による改変です。
そんなわけで、勝手に自立して二足歩行を始めた桔花さんは、作者としても感情変化を追うのが大変で、前作以上に散々苦労させられてきました。
でも、私としては前の桔花よりも今の桔花さんの方が好きかな。