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終焉のあとがきみたいな

非常に難しかったです。最後はこれ、と決めていたのですが途中がどうにも決まらなくて何度か書き直しをしました。コンセプトは世界が終わった後のお話です。なんだかだいぶSFに寄ってしまったような気がします。ひーすみません(でも術式入れたから私の中ではSFとファンタジーの融合みたいになっている……!)。
この小説を書くにあたって、ヒントになったのは学校でとっていた授業です。生態系の授業だったのですが、日本って外来種に侵食されていて現在は人が何とか手を施してどうにかなっていないけど頑張って在来種の生息数を維持しているというお話をお聞きしまして。それじゃあ人間が居なくなって、手を施す人がいなくなったら地上はどうなるのだろう、と考えてみた結果この小説になりました。実際問題、このような風になるらしいです。
外来種って外国から流入してきた種という意味もあるらしいのですが、同じ日本内でもその土地にもともといない種を放流したらその土地にとって外来種になってしまうみたいです。身近なところから行くとヤマメとイワナの交雑やセイヨウタンポポと日本在来種のタンポポの交雑が問題になっていますよね。後者の方はちょっと違うような気がしますが。知識量が圧倒的に少ないのでこれからもう少し勉強しよう、と思っているトピックでもあります。ちなみに作中に出てくるセイタカアワダチソウは、割と身近に感じられる植物なのではないかなあと思います。よく河原に生えています。本当に繁殖力が尋常では無くてですね。うわってなります。
終焉というタイトルは皮肉的につけさせていただきました。でもなんだかんだ言って春樹はこの後奔走するんじゃないかな、と思います。生物学者の方は道が無いから幻想に生きたわけですが、彼の方には可能性が広がっているので。そんな春樹の生涯の一部分を切り取った物語でした。難しかった! 
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