――結論から言うと、うーん、正直キツかった。
まず、日本のミステリーはすごい。「ミステリーベスト100」みたいなランキングで上位の作品を片っ端から読めば、かなり高い確率で「めちゃくちゃ面白い！」ってなる。夏だけ読むことにして10年以上楽しめた。ここんところある程度読み尽くしてきたと感じてきたので欧米ミステリーにいってみようかと。
で、いくつか調べて10冊ほど読んでみたのだが…ことごとくハズレ。アガサ・クリスティはまあまあ面白いし、シドニー・シェルダンも悪くない。でもそれ以降の時代の作品は、前半はワクワクするのに後半で失速する作品が本当に多い。なにかっちゅうとすぐ家族ドラマで盛り上げようとするし。正直「なんでこれが売れるの？」って首をかしげるレベルだった。
たぶんだけど、欧米では映画だけじゃなく、小説の世界もコネがないとデビューしにくくなってるんじゃないかな・・
というわけで、私は欧米ミステリーに別れを告げることにした。たぶん、もう二度と手に取ることはないだろう