一ノ瀬　薫

総統である私、アルバートはエリー王国を使って、優位に立とうとするアリスタ王国の構想を砕くため、アリスタ王国とゴッドランド帝国を離間させる謀略を仕掛ける。

そこには帝国の第二皇子を復権させ、帝位継承争いをさせる狙いがあった。
私は帝国とアリスタ王国国境の山中に陸軍の特殊部隊を投入する。

一方、エリー王国では国王がギュンター教をめぐって対立し、南島に立てこもる第一王子に対し、治安部隊を出動させる。
私はある企ての元、教皇に南島を支援する準備があると持ちかけ、義勇軍としてヒールランド海軍と陸軍を派遣することに成功した。

そして再び元将軍シャーウッドをシャングリラ公国に特使として派遣する。
総統アルバートの意図は何か、シャーウッドは密命を成功させることができるのか。

辺境伯領での謀略と、エリー王国の内戦前夜、総統の計略開始の号令が発せられようとしていた。

第83話　ヒールランドの価値
https://kakuyomu.jp/works/16818792439999824346/episodes/822139839577920626

第84話　助言と理想
https://kakuyomu.jp/works/16818792439999824346/episodes/822139839703358544

第85話　南北島戦争
https://kakuyomu.jp/works/16818792439999824346/episodes/822139839718600371

第86話　対話と記憶
https://kakuyomu.jp/works/16818792439999824346/episodes/822139839827211003

第87話　エリー王国軍
https://kakuyomu.jp/works/16818792439999824346/episodes/822139839845461061

第88話　各国との交渉策
https://kakuyomu.jp/works/16818792439999824346/episodes/822139839963359476

第89話　アリスタ王国の内情
https://kakuyomu.jp/works/16818792439999824346/episodes/822139840099027356

以上、七話を公開中です。
大陸の二か国とヒールランドと海峡を挟んだエリー王国に仕組んだ総統の謀略を描く各話です。

刻々と状況が変化する戦況の中にある「私」の思いも描かれています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。