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あっけなく日常

地元に戻って水戸土産を配り終えるとそこには日常が戻って何事もなかったように時間が過ぎる。ふと思い立って久しぶりにバイクのエンジンを回したのが最初の休日の夕暮れだった。水戸に行く時は肌寒かったが今はそうでもないなと思いながら走り出した。
知っている道を味わうように走ると自分自身がリセットされて行く様に空気に馴染んで、少しだけはしゃいでた日々が透き通った思い出に変化した。
マンションの前でLINEする。エントランスから彼女が現れ僕は意味もなくホッとした。

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