こんばわ。
言いたいこと……
全部昨日書いたノートで言っちゃった。
どうしよう。
……
………………ということで毎日投稿中の『ダメな巫女娘に悪魔の加護を。』第17章「英雄の一灯」を全て投稿できました。毎日投稿できてる。時々予約投稿してたかわからなくなるけど、しっかりと昔の自分がやってくれていたおかげで忘れずに毎日できてます。えらいぞ自分。
『ダメな巫女娘に悪魔の加護を。』(毎日連載)
https://kakuyomu.jp/works/16817330659401866720 まずは全体のおさらいから。
仲間が一人増えましたね。それもけっこう頻繁に登場しているキャラクターから一人。そしてこの展開は小説を書き始めたタイミングからこうなることは決まっていました。ここに行き着くまでに150話近く使いました。むしろそのために色々と展開を用意したまでありますから。
……で、だ。
………………で、さ。
この章の裏話をしようかと思います。実はこの話を書き始めたタイミングでとんでもないスランプに陥っていました。どれくらいスランプになっていたかというと丸々「三年間」何も書けないほどに。いやーあのときはほんっとに参ったね。
なんでこんなことになっちゃたのかというのもここで共有させておきます。
・そのイチ、過去編って難しいね。
特に主人公の不幸体質を体現させる原因にもなる出来事を描く必要があるうえで、これから考えている展開に持っていくために必要な状況も用意しなくちゃならかったんです。つまり、この過去編だけで今まで説明できなかった『裏側』みたいな話を深く切り刻むように創らなくてはいけなかった。これがまぁ設定するのが難しい。
これがしかもメインとなる巫女と悪魔の関係とか、部活とかとはあんまり関わりがないと来た。そうなると、これからの展開をこの過去編に合わせて改変させながら、傷ついた主人公を情操的に、認識のズレがないように、今の話とのすれ違いが起きないように、慎重に丁寧に、比較的どうでもいい話を書かねばならない。
……筆がぜんぜん乗らん。しかも何も思いつかない。試しに一文字書いてみるけど、違う。翌日また何かを書いてみても違う。違う違う違う違う違う……そんなことを繰り返していくうちに三年が経ったわけです。
今でもあんまり納得いっていないところもある。だからいつか修正ができるならばさせていきたい。けど、今の自分の人生キャリアと人情味ではこれが限界です。許してください。
・そのニ、当時3年付き合った相手にフられた。
しんどかった、マジで。もう精神的にイカレテたのもこの時期だから。人間性のどん底に蹴落とされてゴミニンゲンにさせられた上に、己の無力を正面から叩きつけられる「小説」を見ること自体がほんっとに嫌だった。だからこの頃は文学作品自体に嫌悪感があった記憶がある。
・そのサン、誰も読んでくれないしイイネもない。
そんなに面白くないか。そうか……そうかぁ……そうなのかぁ……じゃあ、仕方ないかぁ……
……で、ガチのスランプに陥りました。
そうしてしばらく音沙汰がなかったまま、ふとしたタイミングで吹っ切れて、やっとこさ復帰して書けたのが今回の章です。紆余曲折ありましたよ。
……ついでに話しておきましょうか。
どうして三年もほったらかした物語をまた掻き始めようと思えたかも。
本当はこういった込み入った話は、何かの賞を獲ったときにインタビューで聞かれるようなものなのでしょうが、どうせ賞なんて獲れるわけはないのでここで言っちゃいます。
ただの凡人の戯言だと思ってください。
この業界、つまり小説を書く人のほとんどは完結させずにドロンするのは良く知っています。私をこの「書き手の世界」に取り込んだ師匠に当たる人も今はどこかに消えてしまいましたから。
何人もいなくなってるのだから私もその一人になるのだろうと薄々と感じていた最中に、自分が好きなゲームのコラムを書くことがあり、ちょっとばかし久しぶりに一筆書きました。
それがとても多くの人の目にとまり、最終的にはゲームコラムの賞を獲ることができました。内容は日常の出来事を面白おかしく大げさに書いただけです。ほかの参加者がこぞってゲームの攻略法や楽しみ方を真剣に書いていた中で私の作品が異彩を放っていたのは確かですが、まさか賞を獲るとは思ってもみませんでした。
そこでやっと自分は「書けなくなった」だけで「書くことは好きであり続けている」と気が付くことができました。自分はまだ「書」が好きなんだなぁ、と。
そして改めて自分の書くことの出発点となった、三年前に筆が止まった自分の小説を読みました。
……すっげぇ面白かった(自画自賛)。
もう最高(語彙力)。
なんでこんなに面白いの(天才)。
そして途中で更新ストップ。信じられない、こんなに面白いのにどうして続きがないんだよ!(ブーメラン)
そしてこの続きは私が描くしかないんだった。続きを知っているのは紛れもなく自分自身ならば己が書くしかないのだ。その気持ちが自分を動かしたんだと思います。
私は小説が好きです。
愛情込めて作ったキャラクターである「ミコ」も「神前」も大好きです。売れなかったから、数字が伸びなかったから捨てていいキャラでは決してない。だから自分で生み出した彼らが誰にも見られず、ただ死んでいくのを見ていることは許されるわけがありません。ならば私は続きを書こう、そして物語を終わらせるしかないと、やっと決意をできたのです。
書きたいものもまだある。
やりたいこともたくさんある。
それを「実力」とか「メンタル」とか「数字」で易々と諦めていいわけがない。そんなヤワな魂で私は書いていない。
そうしてかれこれ長々と書き続けている次第です。実力も実績もない私にも、捨ててもいいプライドと捨ててはならない物語の分別はつきます。
これからどんどん面白くなります。もちろん部活メンバーが増えるのですからたくさんいろいろなことで着るようになるわけで。いやはや楽しみです。だからこそ私は逃げずに書かねばならないのです。
……これが私のちょっとした昔話です。
口が過ぎましたね。
たしかまだ入賞したゲームのコラムは残っていると思います。ゲーム名もそのときのペンネームも伏せますが、文章の書き方のクセで「あれ、これじゃね?」と思うものが見つかるかもしれませんね。
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これ以上長くなりすぎるともうこれノートで書く量じゃないだろと言われそうなので、次回の予告だけ少しだけ。
次回からは新メンバーを加えた、新体制の春休みの異能部の活動を書いていきます。新章は「龍天に昇るなら異能部まで」です。タイトルの『龍天に昇る』は春の季語だそうです。龍が空を舞って雲を作ったような大雨をそう呼ぶそうです。
かっけぇ。
かっこよすぎるからそのまま使いました。
なので雨とか全然関係ありません。お許しを。
ではでは、明日も同じく毎日投稿していきますのでどうかごゆるりと~~(ノ・ω・)ノ
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※追記:イイネ、コメントありがとうございます。
とても励みになります。特に、まったくイイネもフォローも感想も何もかもなかった時期が2年以上あった私にとっては身に沁みるほど嬉しいのです。
どうかこれからもよろしくお願いします。
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『ダメな巫女娘に悪魔の加護を。』(毎日連載)
https://kakuyomu.jp/works/16817330659401866720『わたしの異世界は、あなたの声で彩ってほしい』(10話完結)
https://kakuyomu.jp/works/16817330663077207289『デスゲームなのにつまらないのはおかしい!』(9話で一旦〆)
https://kakuyomu.jp/works/16817330665077452251『祈る機械』(1話短編)
https://kakuyomu.jp/works/16817330662285249076