おばんでございます。琴吹風遠でございます。
https://kakuyomu.jp/works/16817330659401866720『ダメな巫女に悪魔の加護を。』
ということで第13章『Phyllo Soma』が終わりました。ちょっとばかり長かった気もしますが、テンポもよく、初めて読む人でもワクワク読めたんじゃないかと思います。
さて、いつもの裏話から。
まずはタイトルの意味からですが、ネタバレをできるかぎり避けながら話していきます。フィロソーマはエビの幼生のことを指しますが、なんでこんなタイトルなのかと言えば、もちろん「エビ」と「幼生」だからです。
エビ。腰が曲がっていることから老人を表す生き物として扱われるご利益品。その幼生ということで「ゆりかごと墓場」という意味を込めました。
それと『Soma』ですから。
今回の話にぴったりのタイトルでしょう。
そして自分で書いておいてアレですが、実はこの話の基盤になった話は別にあります。だから広義的に言えば、パクリになってしまうかもしれません。
元になったのは私が子供の時に呼んだ小説である星新一の「午後の恐竜」です。もしこれを読んでいる読者の方がいたら、ちょっとばかし語りたいレベルで好きな話です。
どんな話なのか内容までがっつり話し出すとうっかりネタバレしそうだからなんにも言えませんが、私の小説の根幹を形成している作品のひとつです。それのパク……オマージュをしました。
とはいえ、詳しい霊的な現象との相互関係なんかは完全に自分で用意して、実際にある呪いや信仰から持ってきているため、ほとんどオリジナルといっても大丈夫でしょう、きっと、うん。
ちなみにこの章ははグッドエンドだと私は思って書きました。が、実際のところどうなんでしょうか?
なにか感想などがありましたらどしどしお待ちしております。
そして次章はついにアレが来ます。
はい、アレです。本編です。
学校七不思議の解決です。というかけっこうハードな依頼が来ます。思いっきりファンタジーに振り切ったので、そういう作品だと思って読んでいただければ幸いです。
一応、学校七不思議を並べておきますね
・謎の五階
・秘密の部屋(済)
・トイレの花子
・消える音楽室の肖像
・見つめる女
・動く銅像(済)
・校庭の秘密の地下
となっています。さてさて今度は何を解決するのか!? ご期待……と言いたいところですが、学校七不思議とは関係のない思いきりふざけた話をはじめに書いています。そこは許してください。
ということで次章『お前の世界は薄すぎる』です。
お楽しみに!!