記憶人形の勇者 / 左原伊純さま
https://kakuyomu.jp/works/16817330651266344180/episodes/16817330651266568980記憶人形を作るために、過去を語りはじめる主人公。導入はややミステリアスですが、中盤までに書かれているのは主人公の恋心です。
世界設定の面白さ、気持ちの揺れ動きが丁寧に書かれていて読み込んでしまいます。
さてさて、どんな恋愛話で終わるのかと思いきや……。
そんな!ってなりましたwwwww
ですが、納得です。
全ての設定が1話目に返っていく作りも面白い。
1話目を読むにあたり、構想がきちんとしているため、人物、設定、冒険のなりゆきを把握するのにちょっと苦労しますが、そこに間延びがない分、後半の時の流れの余韻が引き立っていると思います。
♢
異世界ものは自分からは読まないので、企画に入れてくださりありがとう!という感じです。
恋愛を異世界設定で書いた、という感じなので、異世界知識がドラクエしかない私でも大丈夫でした!
世界観だけでも面白そうだったので、冒険譚独立のものも読んでみたくなりました。
これは個人的な意見ですが、情報量が多くて、説明文になりかねない(実際はならならずに済んでます)というところもありましたので、もうちょっと整理しても大丈夫ではないかな?と感じました。
読み手が細かな情報に気をとられて、肝心なところに集中できない可能性が。
それくらい細部も魅力的だったという証拠なのですが。