ご無沙汰しております、鹿島ですわ。
ということで、タイトル通り、ドラゴンノベルスコンテストに2万5千字ほどの短い話を投げました。
5月からの怒涛の締め切りラッシュがようやく終わり、ほっとしています。
直近で書いた短編はこれを含めて表に出しているのも出していないのも4本ほどあるのですが、とにかく書いていて楽し~~~!!!!となりました。
あと、「もしかしたら自分は罵詈雑言と決意表明を描くのが得意かもしれない!」というのに気づきました。
逆に絶望的にギャグと恋愛に向いていないので、BLの賞に小説出すのもどんなもんかな~と思ったり。
今回描いたFake&Fake!は、ロシア革命ぽい要素をベースにして話を作りました。非科学(魔法)から科学の時代へ、倒された王政、革命を生き残ったと噂される王家の末の姫君(史実のアナスタシア王女は革命の中で他の王族と一緒に殺されたそうですが……)などなど。でも舞台になるのは西部劇っぽいイメージの、赤く荒涼とした砂煙の大地です。
さらにもう一つ、イメージ元に「ハゲタカ」を組み込んで完成したのがこの話です。
このロシア革命とハゲタカの連想ゲーム的発想として、鳥にまつわる何か……と思い、スラヴの伝説に語られる「シリンとアルコノスト」という鳥について思い出し、ヒロインたちの名前にあてがいました。
「ラパクス」はラテン語で「獰猛な」という意味で、最初はヒロインの名前もナイチンゲール・ラパクスとかにして「獰猛な小夜鳴き鳥」みたいな名前にしようとしていたけれど、二人で一つ、みたいなニコイチ要素が欲しかったしせっかくなので伝説の生き物から名前を引っ張ってきました。
こういう設定づくりとかがやっぱりすごく楽しかったです。
内容についてはもう読んで下さいという話なのですが、書きながら「バディミッションボンド」とか「プリンセス・プリンシパル」とか大好きなんだよな~となりました。
本当はもっと強化外骨格魔法に鳥葬っぽいイメージとかを組み込みたいな~とかも思ったのですが、力不足でそこまでやり切れませんでした。それはそうと、書くにあたってハゲタカ……というよりコンドルについて色んな動物園の紹介ページなんかを読んで、いろんな生態について知れて楽しかったです。
ということで、今日はここまで。
ごきげんよう!