物語の舞台の幕が開き、「彼」が反省しつつ少しおとなしくしていた期間ですね。
実は「第8幕」においては、全く出ていないんですよね。
一応言うことを聞いて
「今ならいいよ」
と言われたときだけ会いに行っていました。
さて、裏話。(というより補足?)
マユがハティと出会うきっかけになったのはハティが井戸に落ちていたことですが、これに「彼」が関わっています。
フォンティーヌの森をよく知るはずのハティが、昔からそこにあるはずの井戸に落ちてしまったのは、マユの行動を把握していた「彼」が入念な準備をし、タイミングを見計らってハティを罠にハメたからです。
そのことを聞いたアッシメニアは不審に思いました。
(影で何かが動いているが、水通鏡にも映らない。ということは、王獣である自らすら欺ける存在に違いない)
と考え、だいたいのところを推察していました。
という訳で、最初から割とマユに好意的だったアッシメニアですが、穴を開けたことだけはびっくり仰天で、
「これは牽制しなければならない」
と、聖獣の背後に自分がいることを二人からマユに伝えさせました。
この目論見は成功し、以降マユは二人に無茶なことをやらせてはいけない、と気を付けるようになります(第7幕第6話)。
……という裏話でした。\( ̄▽ ̄*)
しかし、方々から
「ちょっとおとなしくしておけ」
と言われたり思われたりしているマユ。
前も書きましたけど、マユってなーんか閉じ込めておきたくなる人なんですよね。
そんな予定ではなかったはずなんですけど、多分『収監令嬢』とタイトルをつけたときからそういう感じになっていった気がします。( ̄▽ ̄;)