5月最終日の日曜日。
……ということで、前に読みに行ったあとに投稿された分を読んできました。
うーむ、全く動かない冒険という考え方もあるのだなあ。
複数の冒険が絡んでいくとかね。
本当に、人によって考えることは様々です。
毎月のことですが、勉強になります。
* * *
さて、ミネルヴァSS『大学探訪』の裏側を、ちょっとだけ。
~莉子と新川透を見送った学友3人組~
A「……あれ、妹だと思う? それとも……」
B「彼女だろ、絶対!」
C「妹にアレじゃ逆にヤベーよ」
B「すっごくデレデレだったよな」
C「俺、新川さんは女嫌いだと思ってた」
B「俺も。声かけられたらあからさまに嫌そうな顔してたもんな」
A「彼女、ちっちゃかったねー」
C「確かに」
B「俺は一瞬過ぎてよくわからなかった」
A「新川さんの陰からペコってお辞儀してたのが可愛かったよ」
C「お前、ソレ絶対に新川さんに言うなよ」
A「何で?」
C「だって咄嗟に隠してたじゃん、俺たちから!」
A「どういうこと?」
B「牽制されたよな。見せつけといて見るな、って何なんだ」
A「なーなー、どういうこと?」
C「お前はとりあえず口をつぐんどけ」
B「そうそう」
C「だけどヤベーよな。高校生ぐらいじゃなかった?」
B「中学生だったりして」
C「ヤメロ。あり得ん」
A「新川さんっていくつだっけ?」
C「確か6つ上じゃなかったか?」
B「……ろりこ……」
C「言うな」
A「何かさあ、姫と執事みたいだったよねー」
C「お前は平和だな」
B「ところでさ。明日、どうする?」
C「何が?」
B「昨日のあの子、彼女ですか?って、聞く?」
C「うーん」
B「スルーした方が無難かな」
C「どうだろ。微妙……」
B「でも絶対、俺たちが女子連中に聞かれるよね」
C「はぁ、どうすっかなー」
A「え? 普通に聞けばいいんじゃないの?」
B「……フツー……」
C「そっか。最初に新川さんに声をかけたのもお前だったよな」
A「うん」
B「よし、行ってこい」
A「任せてー。えーと……」
C「わっ、バカ、今じゃねぇよ!」
A「え? メールぐらいよくない?」
B「邪魔したら殺される、気がする」
* * *
はたから見ると、目の前の小石すら避けんばかりの勢いで新川透に世話をされているのだが、莉子ちんはもう慣れてしまって全く気づいていないのであった……。( ̄▽ ̄;)