https://kakuyomu.jp/works/16816700427807848148/episodes/16818093090554522628 沈没ライフ最新話更新しました。今回はイネ科植物であるジュズダマ(ハトムギ)の粉で天ぷら衣を作ろうと試行錯誤する話。
今回の話の内容はほぼ作者の体験談です。
前話のあとがきでも触れましたが、今までハトムギって粒のまま米に混ぜて炊いてみたりはしていたのですが、粉として使うことがなく、作中で天ぷらを作るぞーとなってからふと『そういやハトムギ粉って天ぷら衣に使えるのか?』と疑問に思ったわけです。
とりあえず百聞は一見に如かずということで、ネットで注文してみまして。焙煎ハトムギ粉と生ハトムギ粉それぞれ300gずつ手に入れました。
とりあえず水と混ぜてみるかーと焙煎粉と同量の水を混ぜた結果……餅ができました(笑) 餅というより粽(ちまき)っぽい感じですが、そのまま食べられる餅になってしまいました。もうこの時点で嫌な予感しかしません。
すでに火が通っている焙煎粉は水を混ぜるだけで餅になると分かったので、次は生粉でやってみます。
やっぱりというかなんというか、生粉に水を混ぜた感覚が小麦粉ではなく米粉。白玉粉とか上新粉なんですよ。ということはつまり、天ぷら衣ぐらいの弛い生地だと油で加熱してもカリッと固まるのではなく、どろどろの糊(のり)になってしまうというわけです。
ハトムギはムギと名はついているものの、実態はコメに近いということを実感をもって知りました。そこから色々と試行錯誤してみて、最終的にヤマイモのとろろと片栗粉を混ぜてようやくカリッとした天ぷら衣になりました。なんとか帳尻合わせができて良かったです。
そして試行錯誤の中でハトムギ粉の応用方法についての気づきも得られたので、そちらはおいおい作中に反映していこうと思います。