サイバーパンクで皮肉っぽくて口の悪い連中の応酬が続く『歯車のエストレ』ですが、遂にepisode7まで書き上げました。
アンドロイドと人間のハーフである少女が、殺し屋に「自分の中のアンドロイドの部分を殺せ」と無茶を言い出すところからスタートする、やや不可解な話です。
「なるほど、そういうこと。……シズマ、自分が愚かだと気付いたときはどうすればいいと思う? こめかみあたりをコインで殴るのが効果的かしら」
「鏡に映る自分を罵ってみるといいんじゃないか? 最後にメントス入りコーラを頭から浴びれば気も晴れる」
「次の機会に試してみるわ」
みたいなやり取りが好きな方は、ぜひどうぞ。
しかしこれサイバーパンクなのかどうなのか、自分でもよくわからなくなってきました。
色々な思惑や存在が、歯車のように噛み合って一つの結末へ向かっていく……予定です。
あと2エピソード分ぐらいでまとまったらいいな、と思います。
なぜこんな曖昧な言い方をするかと言うと、実は書き始めた当初から、あまり先を考えていないためです。存分な見切り発車です。
でもまぁ、珠にはこういうのもいいんじゃないかな、と言い訳。
以上。