こんにちは。
「六〇〇字のあとさき」を更新しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093074300113061六〇〇字のあとさき
「第53話 学校教育と教養」が新しいです。
結局、教養のある人は魅力的に映るよね、というのが僕の根にあるのでしょうね。
たぶん、これと関聯のあるお話をしましょう。
僕の人生の中で結構意味のあった出来事として、高校のときの同級生が超読書家だったというのがあります。同じように、いやそれ以上に瞬間的な場面としては強く記憶に残っている出来事があります。
どんなことがあったかは書きたくないし書けないのですが、いろいろあって親戚が集まるということがありました。僕は、その場で「おれなんか、ろくでもない人間で」というようなことを口走ったのです。すると、そのなかの一人のおじさんが「自分でわかっていればたいしたものだ」というような意味の言葉を直ぐに返してきたのです。言葉遊びとかそういう感じが全く無かったです。僕は衝撃を受けました。宗教によっては神秘体験と感じるかも知れないというくらいです。後で考えてみると、(浄土)真宗系の訓練も受けたこともあるおじさんで正信偈を読むことができるおじさんなのです。それまで尊敬とかという意味では全然意識していなかったのですが、そのときばかりは、僕は救われたような気分になりました。
僕はいまでも熱心な信者でもなんでもないのですが……。
ああ、いま思ったけれど老害という言葉はあまり好きじゃないなあ……。
それでは。