こんにちは、上山流季(かみやま りゅうき)です。

 今回はKAC20201「四年に一度」へ参加した作品『善良な僕は今日、人を殺す。』のあとがき、というか裏話を書いてみようと思います。
 是非、本編を読んでからお楽しみください。
 あるいは、ネタバレを読んで内容が気になった方は、是非本編もお楽しみください。


◆作品URL◆ https://kakuyomu.jp/works/1177354054894461513


 ※以下の文章には、上記作品の『重大なネタバレ』を含みます※


 今回の作品は、ですね。
 偶然の重なりによって生まれた突発的な短編です。

 ちょうど、カクヨム様主催のKAC2020という企画を知り
 たまたま、時間が空いてヒマでして
 本当は、寝転がりながらスマホにダウンロードしているソーシャルゲームで遊ぶ予定でした。

 でも、私はソシャゲではなく短編の執筆を選びました。
 理由は、なんとなくです。

 今回の短編は『ログラインから執筆する』という方法をとっています。

 まず最初に一文ありき、という書き方です。

 今回のテーマ(あるいはアイデアの種とでも言うべきもの)を一文に纏め、そこから構想を膨らませて書いていくことにしました。

『四年に一度だけ悪行をする主人公と、4年に一度だけ善行をする対主人公が、お互いに同じ場面に居合わせチグハグする話』

 これが今回のログラインです。

 ログラインが決まったあと、私はざっくりと、主人公の造形を本文にそのまま直接書きこんでいくことにしました。

 あまりにも詳細なプロットを練るのは、苦手なタイプです。短編ともなれば、なおさら。

 主人公がどんな人物なのか心情描写をする前に『閏年ってなんだろう?』と私は思いました。こんなときは、すぐ検索です。

 『閏年』について簡単に説明したあと、しかし、その『閏年』が主人公にとってはほとんどまったく『意味のない日付』だろうと私は考えました。

 今回のお話、実は閏年でなくとも四年に一度でなくとも成立します。
 肝心なのは『適度に息抜きできる日が、主人公が許容できそうな低頻度で必ずやってくること』です。今回はたまたま、四年に一度の閏年であったほうが、主人公にとっても、作者である私にとっても、都合がよかったのです。

 あとは、主人公の善性、それ故の苦労、だからこその反動について描写を重ねていきました。

 そしてとうとう対主人公(なんて読めばいいんでしょうね、これ。主人公と対をなす存在という意味で書いた気がします)が現れます。
 『悪行がしたい善人』と『善行がしたい悪人』との対決です。

 しかし、今回の主人公はその善性ゆえか、なんと勝負に負けてしまいます。
 悪人の善行に心を絆され、普段のストレスを言語化する、ただそれだけのことで、彼の心は十分なほど癒されてしまったのです。

 今回の主人公に真に必要だったのは、本当は『悪行によってストレスを発散する一日』などではなかったのかもしれません。

 そうしてなんやかんやあり、主人公は今回の閏年を満足に過ごすことができたのでした。めでたし、めでたし。

 最後の『やはり殺しておけばよかった』はクスッと面白いポイントです(※個人の感想です)


 さて、あとがき?メイキング?を今回初めて近況ノートに上げてみましたが、いかがでしたでしょうか?
 楽しんでいただけたなら幸いです。

 もう一度、作品URLを載せておきましょう。
 読み返していただけたなら、もしくは新しく読んでみようと思われたなら、嬉しいですからね。


◆作品URL◆ https://kakuyomu.jp/works/1177354054894461513


 これは蛇足ですが。
 ただいま現在進行形でKAC2020の第二回お題が発表されています。
 〆切は明日23:59。

 原稿真っ白、進捗ゼロです。

 近況ノートを更新している場合ではない。

 昨晩なんて、お題の発表時間をざっくり十二時間ほど勘違いして夜中にパソコンを立ち上げやる気を込めてバットの素振りをしていたら見事な空振りで一周回って虚無を感じていましたよ。

 なんとも、ままなりませんね。夜発表ではなく、昼発表とは。
 みなさんもどうかご注意ください。まぁ、ツイッターでざっくりと検索したらお題の発表時間を勘違いしていたのは私くらいしかいなかったんですけれど!


 それでは、今回の近況ノートはこれにて締めくくりとしましょう。
 ここまで目を通していただき、ありがとうございました。


 2020.03.02 上山流季