暑くなってきたので、「夏のホラー祭り」と題して最近のカクヨム内のお気に入り作品をちょっとメモがてらご紹介。上から怖くない順番で。
一番下は、結構、ヤバイレベルで怖いです。(あくまで個人の感想です)
◆鬼の居ぬ間に出づれども
萬里 一様
「異形の幻を見る青年×(エセ)心理カウンセラー…果たしてその男の正体は」
というキャッチコピーの通り、心理カウンセラーの素敵な男性が出てくるのですが、その人は実は……という展開でして、怖さ度低め、カウンセラーはイケメン設定、主人公とそのカウンセラーのブロマンスな関係等々、全体的に女性向けだと思います。
◆怪奇短篇書架 〜呟怖〜
縁代まと様
一つ一つのエピソードがとても短いのに、ちゃんとホラーなんです。そして量もたっぷり用意されています。現在128話。当然内容もバラエティ豊か。古から伝わる妖怪ものから、少し不思議系までいろいろと用意してくださってます。
◆アンティークショップ『BEAR』
華様
アンティークの品々の繊細な美しさが伝わってくる描写と、その後のドロドロの怨念が暴れ出す部分の対比が絶妙です。美しさが怖さを生み出すってこと、ありますよね、
ひとつひとつのエピソードの丁度よい長さ感も、気軽に読めていいです。
◆海峡奇譚
早川隆様
700年の時を超えて、日本とロンドンという二か所の舞台を行き来する、壮大な歴史ホラーファンタジー。この物語の壮大なスケール感は一読の価値があります。読み終わった時に「なんかすごいもの読んじゃった……」という感動があります。
◆屍介護 -シカバネカイゴ-
三浦晴海様
これは……なんでしょうね、この真綿で首を絞められるような、胸が苦しくなるような、圧迫感のある怖さ。携帯の使えない、山奥の古い洋館、っていうシチュエーションもヤバい感じなんですが、医療器具の描写とか介護の動作の描写が、すごくきっちり描かれているのが、また怖い感じを増してくるんですよ。回を追うごとに怖さが増してくるので、それに比例して読めるエピソード数が減って来て、今は一度に一エピソードがギリです。
気になった作品がありましたが、ぜひ検索かけてみてください。(リンクって、はってもいいのかなぁ?)