• ラブコメ
  • エッセイ・ノンフィクション

カクヨムコン2位(ラブコメ)「25年後の恋」最終日&「25年後の恋」作成秘話

多くの読者の方に最終日まで支えられました。本当にありがとうございます。

「25年後の恋」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882392772

1月中旬に、生まれて初めて小説を書きました。12月までは小説を書くなんて思ってもいませんでした。
去年の9月と10月にかんき出版とプレジデント社さんから書籍をそれぞれ出させてもらい、取材が1月のはじめまででだいたい落ち着きました。(日経WOMANさんとBAILAさんの最新号で私の取材記事が掲載されています)2月は、テレビも少し出ました(1月収録)

一部の連載をのぞいて、1月中旬あたりで本業以外のところでだいぶ落ち着いてきたところで、「これで本当にいいのだろうか」という気持ちがめっちゃ湧き上がってきたんですね。

本業も順調に来ていて、名前も「婚活」というところでは売れてきて・・・でも自分が世の中に伝えるべきだと思っていることを伝えていない気がしてきたんです。

婚活というのは、人間の究極的なエゴが刺激されます。普段いい人でも、婚活になったとたんにすごい闇の心が現れる人もいます。

私はメディアでノウハウやアドバイス語ってるだけで本当にいいんだろうか。この人達をほったらかしにしていいんだろうかと。
もう、何度もメディアに取り上げてもらっているのでだいたいわかるのですが、メディアに取り上げられる最大のポイントは「新規性」、それが新しいサービスであったり、新しい視点であったり、新しい答えであったり。

だけれども、結婚というのはもう人間が誕生してからずーっとある歴史ですよね。むしろ積み重ねてきたものが大事だったりするんですね。じゃあ、それはなんなのか。それ、結構言葉でズバッと言えないんですね。

私はこのもやもやをどうしたらいいんだろうかってずーっと抱えていたんです。
その時に、ふっと文章のお師匠サン(月に1回お勉強しに通っています)が言っていたことを思い出しました。

「小説は情緒で伝えられる」と。

ーそうや、情緒でしか伝えられないことを今まで言葉で伝えようとしていたから、私は何度も壁にぶち当たったんだと。

「小説にしよう」
そこから、小説のプロットを書き始めました。広告の裏に鉛筆で書き込み続けました。

「時間はなぜ後ろには戻ってくれないのか」ということが裏テーマに実はなっています。後ろに戻らない理由に納得できれば、苦しんでいる読者の方が、なんとか勇気を出して前にすすむ力になるんじゃないかなと。

そういう思いで、私は必死でこの小説を書き続けました。
途中でものすごく嫌なことも起こりました。
正直、書くのをやめたくなった時期でした。気持ちが怒りでいっぱいで書けなくなりそうだったのです。

その時に夫が、
「ここで書けたら、もうどんなに辛いことがあっても、ずっと読者のために書き続けられることができるようになる。君が苦しめば苦しむほど、苦しい人の気持ちに寄り添った作品になるから」と励まされました。

正直、夫がいなければ、この作品はもう10万字を超えることもありませんでした。

そんな中、「校正をしてあげる」という読者の方が現れました。1話ずつ丁寧に校正を続けてくれました。何度も見てくれたのです。

お師匠さんから
「校正をしないで放置する作品は、読者を侮辱しているのと同じだ」ときつく言われていました。しかし、校正は本当にキツイ作業です。これを一緒に担ってくれる仲間が現れて、私の心は本当に強くなっていきました。

「25年後の恋」は、過去の恋を許せなかった人、裏切られた人、まだ前に踏み出せていない人にもぜひ読んでもらいたい作品です。

小説は本当に素晴らしいですね。
情緒で伝えていけるなんて。もっと早く知るべきでした。

最終日にランキング2位で終われたとはいえ、私の作品は1月中旬スタート。はっきりいって出遅れています。だから総合がこの順位というわけでは決してないでしょう。

でも、たくさんの人を励ましていけたらとめちゃくちゃ思っています。やはり本は、人に伝えるのにとてもとても強いツールです。
書籍として広がっていきますように、祈りつつ。


もし読んでおられない方がおりましたら、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
そして、面白いと思ってもらえましたら、★やレビューをくだされば、めちゃくちゃ励まされます。
どうぞどうぞ、最後までよろしくお願いいたしますm(_ _)m

「25年後の恋」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882392772

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する