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「聲の形」まず1巻

まず1巻読みました。
つらくて苦しいお話ではありましたが、ふんわりとこのへんの筋は知ってたのもあって読めました。
まだ全然、つらくて苦しくても、希望のあるお話です。
というかあの状況で潰れず行動し続けた翔也、すごいな。

いじめの部分。
すごく、真面目というか、丁寧に丁寧に向き合ってる感じでした。
本当に、あらゆる立場、それぞれの感情を、きちんときちんと見せています。
単に誰が加害者で誰が被害者というだけでなく、加害者の被害者性、被害者の加害者性、第三者の加害者性・被害者性、大人の加害者性・被害者性、善意の加害性、無関心の加害性、いろんなものを公平に、ごまかさずに見せてきたと思いました。
自分がどの立場にもなりうるし、どの立場からも敵意を向けられる可能性はあると感じました。

なんというか。苦しいは苦しいけど。
語弊はあるかもしれませんが、一種の心地よさすら感じられました。
正しく責めてくる感覚、というのか。

2巻からもしっかり読みます。進もう。

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