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『君たちはどう生きるか』(ネタバレ無し)

暑いですね~
色々と原因はあるのでしょうが、都市部ではやはり室外機のせいですかね?でも、クーラー止めることも難しく。ジレンマですね。

先日、仕事をさぼっ、いや、仕事の合間をぬって映画館に行ってきました。はい、宮崎監督の『君たちはどう生きるか』を観るためです。
本当は、これを観る前に拙作『握りたい勇者と渡さぬ従者』を仕上げ、自分なりの『答え』を形にしてからじっくりと拝見したかったのです。
まるで間に合いませんでしたっ 駄目だなあ~

いや、そんなことはどうでもいいんですよ。
『君たちはどう生きるか』、についてです!
(ネタバレはなしで!)

一言でいって、いや、一言で語れる作品じゃないのですが、率直に沸き上がってきた感想は『嬉しかった』、になるのかなあ。

自分にテーマを与えてくれた監督が、未だにこのような作品を作り続けていること。
監督が生きていて。自分が生きていて。同じ時代に生きていることを、体感できたこと。

宮崎監督、そりゃもう知識の宝庫のようなお方ですからね、何を示しているのかピンとこないものも沢山あって。
でも。『もしかしてこれは?』『ひょっとするとつまり?』『え!もしやあれで良かったんですか!ホントですかっ!』と興奮しちゃうところも盛り沢山でした。
それと全体的に。監督、『優しくなった』感じがしたんです。なんというんでしょうかねえ、『為せば成る』から『なるようになる』があっていいよ、というような?『愚かだが。いや、愛すべし』というような。

とにかくimaginationの渦のような作品なんで、消化するのに時間が掛かります!ふぐーって感じ。でも私には、とても好きな作品であるように感じました。

たぶん来週。平日の夕方に仕事をさぼ、仕事の合間を縫って、また行っちゃいそうです!
そうそう、600円追加して『Dolby Cinema』のを観たんですが、なんか凄かったですよ。通常版を観ていないので比較はできませんが、音響のお陰で没入感が優れているのかもしれません。
以上、誠に雑駁ながら!

ああ、書かなきゃ・・・ですね。

呪文堂 拝

21件のコメント

  • こんにちは。そしてご無沙汰しおります。
    ちょうどリアルタイムで迷っていたので、コメントしてしまいます。
    『君たちはどう生きるか』実は明日、妹と観に行こうかどうしようかなって迷ってました。

    数年前。妹は原作を読んで泣いたって言っていたのです。
    ちなみに私は全く触れてません。
    映画になったのを知って(しかも宮﨑監督ですものね)
    先にレビューを見たり聞いたりしました。
    ネタバレ無しですが、感想が両極端なんですよね。

    呪文堂さまは嬉しかったのですね。
    創作を愛する呪文堂さまならでは感想ですね。
    私と妹のような凡人でも理解できるのかな?って考えています(笑)
    理解しなくても感じればいいのでしょうけど……。

    全ては妹に一任してあるので、行くのか辞めるのか明日が楽しみです。
    行かない場合は何と竜ヶ岩洞(浜松)に行きます。
    妹にとったら小國神社に次ぐパワースポットらしいです。
    はい、すいません。自分語りをしてしまいました。

    呪文堂さま、ありがとうございます😊






  • 星都ハナス様!

    ありがとうございますっ!
    おおっ!明日!妹様と!いいですね!!

    いや、ワタクシ呪文堂、残念な思考と不明瞭な感性の持ち主らしいので(ノ´Д`)ノ
    まるでハナスさまのご参考にはならないだろうと思われるのですが。。

    漫画版『風の谷のナウシカ』の最後のページ、『生きねば』。
    これを考えるためには、『生きるって何だろう?生きる意味ってなんなんだ?』と問わざるを得なく。
    もっとも、哲学一般においては『生きる意味そのものを問うべきでなく、どう生きるのかという生き方を問うべきだ』と云われたりしているように思います。
    何故なら、生物界などをみると個や種一つ一つは『無駄』に死を繰り返し、『無駄』な死を重ね続けているようにみえてしまいます。この『無駄な死』を重ねることが、生命機構の要素にすらみえるのです。

    ならば。
    『僕の命は、無駄なのか?』


    ここから、全てが始まっているのではなかろうかと。
    この圧倒的な向かい風に、どう足掻こうか。それが、宮崎駿作品に脈々と続く物語の骨子のような気がしているのです。

    お爺ちゃんなのに。
    まだ向かい風に抗って、走ってる。

    そう思ったら、全身鳥肌が立ち涙が溢れそうになっちゃった次第なんです(^^;
    すみません、一般化不可能な、まくまで呪文堂の感想でしかないのですが。

    つまらなかったらごめんなさい!呪文堂に代わり、うちの勇者がハナスさまの折檻を頂戴しに伺いますので!

    呪文堂 拝
  • ハナス様! 追伸!

    竜ケ岩洞、昔行ったように思います!浜松の方でしたか?
    浜松といえば天竜浜名湖線に乗って金指駅で降り、鰻を食べたのを覚えてます!今までで一番美味しかった記憶が!
    楽しい週末になりますよう、お祈りしてます!暑いのでお体お気をつけて!

    呪文堂 拝
  • 原作の小説が途中で積読化していたのですが、気になって引っ張り出してきて、付箋を貼った箇所など見返してみました。

    私も出張の移動時間にサボっ……ゴホッ、気晴らしに読み返しつつ、続きをとカバンに忍ばせてきました。良いきっかけをありがとうございます!
  • 蒼翠琥珀様!

    ありがとうございますっ!
    おお!実は私もつい先ほど原作を本棚から引っ張り出してきて頁を捲っていたところです!読んだのは随分前のことなんですが、改めて読み返してもやはり響きます。

    付箋を貼って読むだなんて、蒼翠さま素敵ですね!でも確かに、繰り返し読んで銘みたくなるような言葉が溢れていますよね。
    仕事をさぼ、いや気晴らしに、このような作品に触れる。そんな心持ちであれる自分に、感謝したいものです。

    お言葉!誠にありがとうございました!

    呪文堂 拝
  • こんにちは。
    実はこちらのノートを読んでからどうしても観たくなって、さっき映画館に行って来ました笑
    ネタバレできないので何も言えませんが、このタイミングで日本に居て本当にラッキーだったと思います!
  • おはようございます^^ 劇場で観る映画、良いですね✨ 最近映画は観ていませんでした。映画館行きたいなぁ・・・^^

    宮崎監督の新作、呪文堂さまに響くお時間だったのですね。嬉しかった、という思い、すてきな感想ですね。宮崎監督、呪文堂さまにとって大きな存在なのですね。

    年齢を重ねつつ、いま現在も第一線で表現されているのは素晴らしいですね。私も劇場へ行きたくなりました。夏のうちに行けたら良いなぁ・・・^^
  • 柊圭介様!

    なんと!今日本にいらっしゃるんで!!
    そっちの方が余程尊いですって!!
    柊ファンの皆さん!圭介さんを探せ!!
    嘘ですっ 探しちゃだめよ~♥️

    『君たちはどう生きるか』観られましたかっ!おおっ!
    なんか、語りたくなっちゃいますよね!
    でも、お口はチャックでっ
    ほとぼりさめたら?ご感想など是非お聴きしたいですっ!!
    お言葉を頂戴し、誠にありがとうございました!!

    呪文堂 拝
  • 神原 遊様!

    ありがとうございますっ!

    明治の頃、東大英文科で小泉八雲が教壇に立ち、ついで夏目漱石がその後に就いたという話を聞いたことがあります。つまり、二人の講義を連続して聴いた生徒達がいたということですよね!!
    これと比する位に幸福なことに思えたんですね。

    もちろん、みえているものも思考の深さも違うのでしょう。でも、同じ時代の雰囲気、空気の重さや風の香り、そういうものはある程度共有している。それを土台に鑑賞できる。同時代にあるものだけが有するアドバンテージだと思うのです。

    DVD でも楽しめる作品だと思いますが、もしも可能であれば映画館での鑑賞をお薦めしたいところです!
    でも、なんか評価が◎と✕に二分されているらしいですね(^^; うーん、もしも詰まらなかったらお許し下さい!!

    お言葉、誠にありがとうございました!
    暑いですがご自愛くださいっ!

    呪文堂 拝
  • 原作は凄い昔に読んだことがあるんですが、映画の方は原作とかなり離れていると聞いております。
    いずれにせよ、観に行く時間が無いんですがorz
    ……いやまあいずれは観ようと思ってますので、お気になさらず^^;

    あと、近況ノートへのコメント、ありがとうございます!
    レビューを頑張って来た甲斐がありました。
    デジタル部員証、そんな秘密の空間に這入れる効果は無さそうですが、ひとりでウフフと悦に入るぐらいはできそう(笑)です^^;

    ではではノシ
  • 四谷軒様!

    ありがとうございますっ!原作、最近また読み直してみたんですが、僕はあのような作品がやっぱり好きなんだなあと、改めて思いました。

    お忙しいのですね!お体、くれぐれもご自愛願いたく!(←二年前、盲腸炎であることも気付かず仕事に邁進し腸閉塞で入院した阿呆が何か申しておりますがっ)

    この映画は、ひとりでゆったりと眺めたい作品であろうかと思います。お時間ができたときに、ごゆるりと。

    デジタル部員証!なんだか羨ましいですぞっ!!エロ哲学部門枠で、なんとか入手できないものでしょうかっ!!

    お言葉、誠にありがとうございましたっ!
  • またこちらから失礼します。
    近況ノートへのコメント、ありがとうございます。

    部員証、ナンバリングをどうつけているか謎なんですよね^^;
    私より前にレビュー紹介された人が「00018」だし。

    文芸部以外も何か「部」を作って、それこそエロ哲学部とかもあればいいんですよね、何かそういう公式自主企画も前やってましたし。
    そしたら呪文堂さんが一番になれると思います(褒めてます!

    ありがとうございました。

    ではではノシ
  • 四谷軒様!

    ありがとうございますっ!わざわざ恐縮でございますっ!
    つまり。ナンバリングは単純な早いもの順ではなく。なにやら深い意味がありそうですね?なんだろう?ワクワクしますねっ!解明したい!

    エロ哲学部ですか!是非とも部員になりたいですっ!!ナンバーは『86182』(エロイヤツ)で!
    四谷軒さま!推薦状、何卒宜しくお願い致しますっ!!

    呪文堂 拝
  • またまたこちらから失礼します。
    近況ノートへのコメント、ありがとうございます。

    生来のヘソ曲がりなもので(笑)、本能寺を、織田信長じゃなくて信忠視点にしようと思ったのです^^;
    だってこれまでの歴史小説は、大体が信長か光秀の視点なんで。
    ご期待に沿えるかどうかはわかりませんが、お楽しみいただければ幸いです^^;

    ありがとうございました!
  • 四谷軒様!

    わざわざこちらまで、ありがとうございます!恐縮ですっ
    視点を変えて語ってみせる。まさに歴史小説の醍醐味ですね!こぼれ落ちていた事象に光が射しそうでわくわくです!
    お言葉、ありがとうございましたっ!

    呪文堂 拝
  • お邪魔します。
    もう超絶かっこいいレビューに感激です。どうしよう。作品を格上げしてもらったみたいです。めちゃ嬉しいです。
    実は今朝起きたらスマホが起きなくなってたんです。なので参ったなあと思って沈みそうだったんですが、頂いたコメントやレビューを拝読して前向きになれました。
    スマホはとりあえず明日修理に頼んでみます。なるようになる。
    素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございます!m(__)m
  • 柊圭介様!

    わわっ!恐縮ですっ!わざわざありがとうございます!いやその、ちゃんとしたレビューは皆さんお書き頂いているので、一つくらいは変なのあっても許して貰えるだろう!と好き勝手に書いちゃいましたっ!相変わらず申し訳ございません!今回の柊さんの作品、とても揺さぶるものを感じちゃいましてついつい悪癖爆発しちゃった模様ですっ お許し願いますっ

    スマホ!実は私も2週間前に変えたばかりです!色々面倒なんですよね、慣れるまで。お仕事お忙しい中スマホ変更など大変かと存じますが、忙中に閑ありと過ぎゆく今年を愛でて頂けたら幸いです!
    お言葉、誠にありがとうございます!
    そしてギリギリですが、柊さん!Merry Christmas!
    あ、いや、Joyeux noël!!
  • 失礼します。
    「モグラの穴」へ素晴らしいレビューをくださり、ありがとうございます!タイトルを見てドキッとしました。あ、これは自分でも気づかないでどこかで犯していることだ、と思いました。いじめだけじゃない、色んなことに当てはまる無知の恥。刺さりました。
    多様性って言葉が独り歩きしているような世の中で、呪文堂さんが示された定義にもハッとしました。なんでも受け入れることじゃなく、ぶつかりながら認め合うこと。これが一番難しいでしょうね。
    過分にお褒め下さって恐縮してしまっていますが、読み返すほどに心にじわりと来ます。ともかく感謝をお伝えしたく。
    お邪魔しました。ありがとうございました!m(__)m
  • 柊圭介様っ!

    わざわざすみませんっ いや、本当に恐縮ですっ ちゃんとしたレビューを書くこともできず、でもなんらかの言葉を添えさせて頂きたいという願望には抗えず、中途半端な文章になっちゃいました!ごめんなさい!

    『無知の知』をもじった無知の恥、これはもう自戒を込めての言葉でして。どうにも楽天的に過ぎ、現実世界よりも思考空間に漂う癖が強い私は、おそらく相当色々なことを見逃してしまっている。本当にヤバイなあとくらくらしました。深く深く、反省させて頂いた次第です。過ちを知った度に修正して進む、それしか出来ませんがそれくらいはやらねばと。

    素晴らしい物語を本当にありがとうございました。新たな世界を見る目を頂きました。あとは、見る意志と覚悟ですね。

    今後とも、ご指導宜しくお願い致します!


  • 呪文堂様。
    こんにちは。
    まさかの、レビューに驚いて飛んで来ました。
    ありがとうございますm(_ _)m

    私が言いたいこと、メッセージを汲み取って下さり嬉しいです。
    マスコミが話題にしなくても、SNSのトレンドにならなくても
    毎日のように疲弊し、苦しみ、泣いている二世がいます。
    そして、仰る通り宗教問題に限らず、多かれ少なかれあるはずですね。
    レビューを頂き、真っ向から対峙しなくてはいけない問題だと今更ながら気づきました。
    マインドコントロールが解けた今、自分はどう生きるかまで考えてしまいました。お忙しい中、本当にありがとうございましたm(_ _)m
    感謝を込めて。星都ハナス。
    取り急ぎお礼まで…です。
    誠にありがとうございましたm(_ _)m


  • 星都ハナス様!

    わわっ!お忙しいなか、わざわざお越し頂いてしまい本当に恐縮ですっ

    学生の頃から歴史や民俗学に傾倒していた為でしょうか、宗教に関しては非常に興味があります。そのためごめんなさいっ、元信者の方々の苦しみを理解できてもいないのに、好き勝手なことを言ってしまって申し訳ございませんでした。ただ、単なる興味本位ではなく、宗教家の方の生き方、そこでいうところの『真摯さ』とはなんなのか、じっくりとお伺いしたいなあと長年思ったりしております。

    先日上梓しました『僕たちはどう生きるか』という稿も、思考だけでは虚無に辿り着いてしまう、『希望的な幻想を挿入することで生きることの意味を見出したい』というものでした。これは僕なりの信仰のようなものかもしれません。

    信仰と宗教は似て非なるものだと思うのです。『人々を救いたい』という想いが宗教を生んだことは間違えないと思うのですが、その宗教が世界に排斥と対立を生み続けているのもまた事実です。
    とはいえ、誰しもが自らの信仰をその都度創っていくことが出来るとは限らない。悩み続けることを強要される哲学などといったもの至っては、とても道具たりえない。
    やっぱり、宗教はこれからも必要とされるのだと思うのです。

    正と悪の二元論ではなく、守と破といった極論でもなく、中庸と受容。獲るでも棄てるでもない、茫洋とした感性を宗教として用いることの可否を、宗教家や元宗教家の方々とお話できたらなあ、なんて考えたりしております。
    解らないことだらけです、是非ともご教授頂けたら嬉しいです!

    お言葉、本当にありがとうございます!

    呪文堂 拝

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