戦国時代。前原弥五郎と名乗る少年は、伊豆大島でくすぶっていたが、やがて島を出て、広い世界に飛び出し、剣豪として成長していく。

高校入学と同時に歴史研究部、通称「歴研（れきけん）」に入部することになる、山本鹿之助。彼は部員と共に様々な歴史上の史跡巡りをすることになるが……。

昭和初期の帝都、東京。不思議な白狐に出会った幸徳井保重は奇妙な妖怪騒動に巻き込まれることになる。狐と人間が織り成す伝奇物語。

高校2年生、鳳条（ほうじょう）圭介は、ある日の放課後、公園で不思議な少女と出逢う。再会し、歴史研究部へと勧誘されるが……。そこから始まる、心温まる恋愛ストーリー。

時は平安末期。平経盛（つねもり）の末子、敦盛（あつもり）。彼がその最期に見たものは。

時は寛永四年（1627年）。奥州白石（しろいし）城にて、阿梅(おうめ)が弟の守信(もりのぶ)に請われて語った大坂の陣。彼女は父の最期を遠目から見ていた証人だった。

戦国時代。蝦夷地（北海道）。蠣崎季広の子、慶広は「天才」と呼ばれる少年だった。彼の数奇な人生とは。北海道出身の作者が書く知られざる郷土史。

信康事件。その真相に隠された意外な真実とは。2023年大河ドラマ「どうする家康」にも登場する、徳川家康の長男「徳川信康」と正室「築山殿」の最期を描きます。

明治初期。日本に「ベースボール（野球）」が伝来する。新天地、北海道に移住した者たちが、その野球を学び始めるが、最初の相手は思いも寄らない相手だった。明治時代の北海道を舞台にした、…