ゲノムアーク計画をお読みいただき、誠にありがとうございます。
あちらは一万字で固定しておきたいので、近況ノートを利用して、こちらにあとがきとして記載させて頂きます。
(短編)ゲノムアーク計画
https://kakuyomu.jp/works/16817330667308915855 まず、結構突っ込みどころは多いのではないか……、とは私自身も感じています。
ただ、それを含めまして、キャッチコピー「勢いよく詰め込まれた、一万字」ということで、勢いに任せてお読みされて、粗い箇所には少々目をお瞑りいただければ幸いです。
今回は、SF × ほんのりホラー × 純文学(内面的問い掛け)というものを意識してみました。どれもそれっぽい要素を含められたように思いますが、しかし思った以上に物語に文字数を費やし、人物の内面的な問い掛けはほとんど描けなかったように思います。
始め、登場人物は本当に簡単に描写するつもりでしたが、短い中で、ステレオタイプのようなものとはいえ、最低限の個性を出せたのではないかと感じています。エンディングとしては、所謂オープンエンディングと言われる、解釈を読者に任せるような形をとっていますが、実際はちょっと暗い内容でもあります。その点、シャハルという陽気な人物を物語に加えることで、気持ち薄めることが出来たのではないでしょうか。
また、締めに関しては、最近読み直しました、芥川龍之介の「羅生門」の最後の一文「下人の行方は、誰も知らない。」に憧れて、ちょっと近い表現を使用したものでもあります。今回、調べてみて初めて知ったのですが、その箇所は改稿がなされたようで、色々と物議を醸しているようですね。確かに、この一文の有無で印象がぐっと変わるような気がします。
初めての短編創作ではありましたが、一万文字と、多いようで少ないような、書いてみて初めて分かる複雑さを感じました。運よく、最初の執筆完了時に10062文字だったので調整出来ましたが、嵌まると怖いものがありそうですね。
最後に、今回こちらを執筆するにあたり、ChatGPT(GPT-4)にプロットを渡して執筆してもらったものがあります。もし宜しければ。
https://kakuyomu.jp/works/16817330667204512028/episodes/16817330667514751235 それでは以上で締め括りと致します。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。