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俳句

 夏引の

 糸を繰りては

 思い出す

(なつひきの

 いとをくりては  

 おもいだす)

昔に、「いにしへの賤の苧環繰り返し昔を今になすよしもがな」という和歌があります。
平仮名にすると、「いにしえのしずのおだまきくりかえしむかしをいまになすよしもがな」と書きますが。
意味は「いにしえに伝わる糸をまいたおだまきを繰り返すように。昔が今になったら、良いのだけど」と言う感じでしょうか。
それを意識しながら、一句を詠みました。
ちょっと、古風かなとも思いましたが。
ちなみに、これをアレンジしたのが「しずやしずしずのおだまきくりかえしむかしをいまになすよしもがな」になります。
かの静御前が鎌倉の鶴岡八幡宮にて、舞いながら詠んだ歌ですね。
意味は(あの方がしずやしずと私の名を繰り返すように。昔が今に帰ってきたら、良いのですが)となります。

静御前にとっては逃げる途中の義経さんを思った歌ですが。
これが頼朝さんの逆鱗に触れた、と言うのが有名なエピソードですね。
てまあ、つらつらと書きました(^.^;
それでは、また(_ _)

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