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キャラビジュ ヤオロズ

:ヤオロズ 全長1200m 直径100m 総重量推定13000t
 魍魎等級:神格級
 一二〇〇メートル、一万三〇〇〇トンの馬鹿げた巨体を誇る巨龍。人の世が乱れると、疫病や戦乱、あるいは直接的に邪龍として顕現する怪物。
 その本質は「乱れた世を強制的に平定し、生命を再分配すること」である。そのためならば国の一つ二つ、人命の十億や二十億を平然と奪う。意思や思想は一切介在せず、「星という生命のシステム」として機能するだけの存在。

 現状近しい存在が魍魎であるため「魍魎の王」などと呼ばれるが、厳密には魍魎ですらない「何か」である。
 稲尾柊は900年前にこれと争った理由を「システムへの反逆」と称し、「星の意思がそうしたように、妖怪としての意思で抗った」と断言している。

 赫く脈打つ鼓動と背中の樹木は命を象徴し、撒き散らす瘴気による魍魎の進撃は破壊を示す。
 それ単体で相剋と相生を体現するため、事実上不死身。よしんば滅しきっても、感情を持つ生物が地上にいる限りはどこかしらのタイミングで再誕生する。

 八百万の名を冠するが、それに見合うだけの狂乱をもたらす、まさしく神格である。



 ゴヲスト・パレヱドの実質的なラスボスにして、その正史世界を撮影しているという体の常闇之神社においても最大の敵として君臨する怪物です。
 飛ぶ、這う、歩く、それだけで一瞬で街を吹き飛ばすまさしく怪獣としてイメージしていただけたら幸いです。
 ただ1200メートルで13000トンは軽すぎるか……? と思っています。この辺の比率の計算がいまいちわからなくて、適当にやっているので……。
 特撮や、この手の計算式に詳しい方いたら色々教えてください。

2件のコメント

  •  そう言えばヤオロズに近い体重の怪獣と言えばゴジラですかね。こちらは50メートルに対し1万トンでした。もっとも、この重量は重過ぎるという説もあり、適正体重についても諸説あるようです。

     それにしても、何故影法師の連中はこのヤオロズを追いかけていたのでしょうか。式神にするため、それとも討伐のためでしょうか。
  •  なるほどなあ……難しいところです。
     モンハンのリオレウスが17、8mで10tほどの設定らしく、それを参考にしつつ重めに考えていました。

     影法師はこいつを使役するために復活・調伏を目論んでいました。そのために数多の世界で狂乱を招き、その歪みを燈真君の世界に寄せたわけですね。
     最終的な展開は実はまだ匂わせもしていないくらい語れないことですが、正史せかいでも嶺慈君の思惑通りにはならなかった、と明かしておきます。
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