ヾ(* ̄ ̄ ̄ ̄▽ ̄ ̄ ̄ ̄*)ノこんばんわ♪
年の瀬、いかがお過ごしでしょうか?
いろいろ調べていたら、雛人形の随身に突き当たりました。
下の画像の二体ですね。
雛人形によっては、衣装が異なったりしますが、ひな祭りの歌でいうと右側は「♪赤いお顔の右大臣」となります。
でも右大臣って、公卿です。
黒い袍を着ているのは正しいけれど…。
「随身」ならば通常の場合、衛府の下級官人(近衛府ならば将監以下)が貴人のボディーガード。よって、緋袍(五位)や黒袍(四位以上)を着用することはあり得ず。
左大臣も公卿。緋袍はあり得えず。公卿は闕腋袍(けってきほう)、いわゆる「武官束帯」を着用しない。
小説の中で、征之が着ているのがこの黒の闕腋袍です。
調べてみると、こんな記事が↓
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闕腋袍(けってきのほう)は、中将・少将のみならず、他の衛府官や下級武官たちも着用します。雛人形の場合、天皇侍衛であることを考えますと近衛府に属すると思われます。*侍衛(じえい→貴人のそば近く仕えて護衛する人。)
さらに左右の近衛府の区別が付くかというと、立ち位置です。天皇(親王飾りですが)から見て左に左近の官人、天皇から見て右に右近の官人が侍衛するのが仕来りです。ですから「向かって見た」場合、左右が逆になります。(京都市の左京区と右京区が地図で書いたときに逆転するのと同じ事です)
従いまして
黒の闕腋袍(武官束帯)=左近衛中将(さこんのちゅうじょう)
緋の闕腋袍(武官束帯)=右近衛少将(うこんのしょうしょう)
とするのが妥当。
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(ノ゚Д゚)ノオォオォ、左にいるのは征之、君か!!
おじいちゃんだけど…w