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さくら、咲く。


ごはん、きょう、そうめんでした。
すごい余ってるから、たべてって。

今日、気温高かったし、忙しかったし、ごはん、作れなくてさ。

ずっと泣いてて。

わたしがカクヨム登録したの、昨年2022年の12月。
おはなし書き出したのって、ほとんど、それから。

高校の時には書いてたよ。十代も、書いてた。
でも成人してから、ほとんど、かいたことなかった。

なのに、いきなり、エルレアに、うちの娘に手を引かれて。
わたしを歩かせて、って、いわれて。
この世界にとつぜんやってきて、書いて。

右も左もほんとに、わからなくて。
第一話だけは、もう、最初からことばも情景もぜんぶ浮かんでたから、なんの苦もなく書いて、ああうれしい、ああかけた、きもちいい、ってなって。

でも、そのあと欲が出て。
エルレアに、もっと歩いてほしい。もっとしゃべってほしい。
もっともっと、生きてほしい。

プロローグも、第二話も、それ以降も、ぜんぶ、後付けです。
主人<あるじ>も、瞳も、ジェクリルも、ユシアも、ぜんぶ後付け。
なんなら、呪われた子っていう設定自体が、後付け。

ね、めちゃくちゃでしょ?
だって、わたし、エルレアが歩き出したら、カクヨムやめようって思ってたから。
エルレアを書くことだけが、ここにいる意味だったから。

でも。

たくさんのすてきなお話に出会えて、尊敬できる作者さまとたくさん知り合えて、ここにいることが楽しくなって。

それなら、それならって。
わたしのエルレア、もっとみて、って。

そうして、苦しくなった。
書けなくなった。

むかし、ドラクエっていうゲーム、やった。
行列になって、電子音に乗って、まっすぐ、あるく。
先頭のひとにならって、みんな、行列で、あるく。
あるく。あるく。

それだけ。

エルレアが、レリアンが、わたしとくちをきいてくれなくなった。

王宮を焼き尽くす炎の中、地上の質量のはんぶんを凝集したひとつのちいさなキスにすべてを載せた、ふたりが。

ふたりが、ドラクエの、ちゃっちゃらあ、っていう電子音にのって行列する、ただの、キャラになった。

そのころ、とある作家さまに、キャラはかっこいいけど、なんでそのキャラ、そこまでの気持ち持てるのか、わからない、伝わらない、といわれて、折れた。

それが、今年の2月中旬、だったかな。

そのあとKACがあって、短編をいくつか書かせていただいて、飽きずにつきあってくださる方もなんにんかおられて。なかよくしてくださる優しい方が、おられて。

それで、まだ、辞めずにいます。

でも、エルレアは。

まだ、くちをきいてくれない。

ふろたき女を書いて、とてもしあわせな時間を過ごしたけど。

エルレアは、くちをきいてくれない。

そうして今日、とある、とても大事な、大事な作家さまから。

エルレア読んだよ、続き待ってるよ、いまのあなたが書いたなら、きっと、もっとよいものになるよ、って、おっしゃっていただいて。

エルレアが、向こう向いてたエルレアが、泣きながら、こっち向いた。

どこにいたの、なんでわたしを見てくれなかったの、って。

なんでいままで、わたしを見てくれなかったの、って。

うちの庭から、桜の樹が、みえるんです。

台所の窓を開けたら、ちょうど今日、満開でした。

さくら、さいた。
すごく綺麗。

すごく、すごく、きれい。

14件のコメント

  • わあ、きれい。
    エルレア好きです。大好き。
  • 良かった、聞けなかったけどずっと気にしてた(^^)/
  • 綺麗ですね♥️空もキレイ~。
    私も壱さまの世界観大好きです( >д<)、;'.・
    告白みたいで恥ずかしい(///∇///)
  • 私も一言が心に残り続けて、モヤモヤして、書くのやめようかなと思ったコメントがありました。えっ!?この先を読まずにキャラ全否定しちゃう!?みたいなの。
    心折れますよね……。
    でも登場人物たちは折れなかった!勝手に動き出す!またあたたかい応援コメントくださった人もいたりして、救われたりしました。
    頑張ってください。きっと後付けでも、その先の未来を登場人物達が待ってると思います(*^^*)
    ……私なんかが偉そうに言えることではないのですが、共感した部分あったので、つい……すいません。壱単位さんの作風好きです。応援してます。
  • 西しまこさま。
    エルレア、もう決めてあるラストシーンまで、なんとか、連れて行ってあげようとおもいます。
    また、すてきなちゅー、させてあげたいです。
  • 福山さん。
    気にしてくれてたの? ありがとう!
    もうエタる気まんたんだったよ。
  • 桔梗 浬さま。
    告白、ありがとうございます、結婚(違
    世界観なんてあるのかわかりませんが、たくさんのあたたかいおことばに、わたしも、身を捩って、おはなしで返すのみです。
  • カエデネコさま。
    ありがとうございます。
    いつかみんなが、自由に自分の意思でうごきだすまで、未来にむかって歩き出すまで、わたしもゆっくり、ゆっくり、あの子たちの背中に手をあてて、待っていようと思います。
  • 素敵な窓からの風景ですね(≧▽≦)
    空も澄んでいて、壱単位さんの心を切り取ったみたい。
    苦しい時間が過ぎようとしているようで、良かったです(*'ω'*)
  • 大入 圭さま。
    窓からの桜の樹だけが、うちの取り柄です(笑)
    きょうは、特別な日でした。
    この空ほどにはまだ、澄んでいないけれど。
  •  私も待ってますよ。でも、無理せずに。

     書けなくなることありますよね、私なんか全作品みんな一斉に口聞いてくれなくなったことありました。
     書けなくなったら、書かなくていいと思う思うし、でも誰かに背中を押され、書こうかなかと思ったら、書けばいい。そんな感じで無理せずやればいいと思います。
     ……何様だって感じですね(^◇^;)すいませんでしたー!

     色んな作品含め、またテロしに行きますねー(やめれ)
  • 導さん。
    待っててくれるの、嬉しいです。

    あああ、全作品みんなそっぽ向かれたら……辛いね……。

    わたし、ふろたきを書いてるときも一瞬、そうなりそうな時があって、あの時はほんとに焦った。ここでダメになったらもう、なんにもかけなくなるって、絶対にあの子たちから目を離さないようにして、なんどもなんども、書き直した。で、まえに進めた。

    ちなみにそれは、終盤の、あのお部屋から、あのひとが、あの三人を連れて行くところ。たぶんわたし、そのあとの展開が見たくなかったんだと思う。

    今回はなんとかなったけど、それでも書けなくなったら、導さんおっしゃるように、のんびり、戻ってくるまで待つしかないかなあ。

    テロ、まってる!
    待ってるけど、テロ活動にも栄養睡眠、ちゃんとお風呂!約束!
  • 私も、本気で自信喪失中です。いや、マジで。才能ないな…。文才ないな…。誰にも、読んでもらえないのっかなあ…。この子たち、誰の目にも触れずに消えていくのかな?だったら、この子たち、歩き出させなくてよくない?って思っちゃってます。大切にしてあげられないなら、書いちゃダメなんじゃないかな?と思ったりもしてます。

    その証拠に、ここの所、作品、かけていません。「賢いヒロイン」の時、書きすぎたからなとも思ってみるんですけど、でも、その子たちも、おざなりになってて。あぁあ…。みんな可哀想…。私なんかに生み出されて…。

    私にも、桜、咲かないですかねぇ…涙


    でも、壱単位さんの、桜は、本当に綺麗ですね。羨ましい…。
  • 涼さま。
    たくさん、書いてましたもんね。ものすごくがんばったから、疲れちゃったのかな。ファンタジーも、恋愛も、たくさんたくさん、書かれましたもんね。
    おはなし書くって、こころに溜まったなにかの放出だとおもってます。わたしはふろたき女と鬼の姫で、量でいえば、こころの8割くらいは放出しきったように思ってます。なので、ちょっと、休憩モード。
    うえでたくさん、優しい方たちがコメントくださってますが、かけるときにかく、かけなければ休む、これしかないんでしょうね。
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