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📢更新しました。累計1022万PV突破の「🍚🥢飯屋」。🎉✨

📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

ご愛読ありがとうございます。
今朝新エピソードを公開しました。

📖「第656話 私はなぜバンスが狙われたのかを考えていた。」
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093093364964360

📄「毒はツハダだったか」

 ヨシズミの報告を受けたネルソンはマルチェルと顔を見合わせた。

「猛毒ですな。暗殺稼業の人間に用いられることが多いとか」
「うむ。かすかに青臭い香りと苦みがあるが、料理に入れればほとんどわからないだろう」

 それこそバジルなど、他の野菜と混ざってしまえば判別は難しい。

「食堂の床で毒のついた吹き針を拾った。おそらくコイツでバンスさんを狙ったが、|護身具《タリスマン》に跳ね返されたんだッペ」
「それで改めて住まいの水瓶に毒を入れたか」

 大胆な手口だった。護身具がなければ飯屋の食堂でバンスを殺していたはずだった。
 他に客がいたかどうかわからないが、犯人には捕まらない自信があったに違いない。

 マルチェルは殺しに手慣れた者の仕業という印象を受けた。

+++++

お楽しみください。

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