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📢更新しました。累計1020万PVの「🍚🥢飯屋」。🎉✨

📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

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🎬「ハリウッドよ、これが異世界ファンタジーだ!」✨

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📖「第655話 何だか、傷の手当ばっかりさせているね。」
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093093172978908

📄「包帯を持ってきたから手を出して」

 ヨシズミと入れ替わるようにしてプリシラが新しい包帯を手に戻ってきた。
 言われるまま、ステファノは腕を差し出す。

「……傷痕が増えてる」
「ああ。心配事があると、夢の中でかきむしっちゃうみたいで……」

 今回だけのことではない。何か心を痛める出来事があると、ステファノの手首に新しい傷痕ができるのだった。
 ヤンコビッチ兄弟を討伐した後もそうだった。

「いつも手袋をしているから見えていないだけなのね――本当のステファノの心は」
「ごめん。隠してるつもりじゃないんだけど」
「ううん。責めてるんじゃないの。わたしが気づけなかっただけだから」

 うつむいたままプリシラは小さく首を振った。話しながらも彼女の手は素早く動き、慣れた手つきで包帯を巻いていく。……

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お楽しみください。

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