📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346+++++
🎬「ハリウッドよ、これが異世界ファンタジーだ!」✨
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📖「第606話 騎士たちがなぜ魔法を毛嫌いするのか?」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093086390872945📄「魔法に頼るのは正しいことなのか?」
「どうかしたのか、ネロ? 俺たちは騎士だが、使えるものは利用したらいいじゃないか」
ネロが魔法に対して懐疑的になっている。そういう噂が王立騎士団の騎士たちの間に広がっていた。
ネルソンたちウニベルシタス側にもその声は届いていた。しかし、特に問題はないと考え、放置していた。
「批判精神は健全なことだろう」
教授会に当たる内部ミーティングで、ネルソンは騎士団内部の反魔法の動向についてそう評した。
「確かにね。僕の授業では物事を疑うことを教えているくらいだ。健全な批判なら大歓迎だね」
ドイルもネルソンに同意した。
「その通りだとわしも思うが、最近どうも教室の空気が重くなっておる」
首を傾げて懸念を表明したのは、魔法講師のマランツだった。
騎士階級の間で魔法を邪道だとする派閥ができているらしいという。各地の騎士団から派遣されてくる生徒の一部にそのような思想が見られると。
「俺もそれは感じていました。魔法やイドの修業は剣技の上達の邪魔になるという生徒がいます」
ステファノが自分の体験を述べた。
「なるほど。その意見にも一理はあるな。イドの鎧に頼ってしまえば、剣での防御が疎かになりかねない」
「それはわかる。したッケ、授業じゃ剣技の方サ優先してッペ?」
ドリーの言葉にヨシズミが反論した。2人は剣術の指導を担当している。
ある程度剣術のレベルが上がってから、イドの鎧を防御に取り入れるよう指導しているのだった。……
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お楽しみください。