📖第537話 面白い。そういう道もあるのだな。
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📄ステファノは木陰を避けながらすいと立ち上がった。わずかな動きを後から下りて来たキジが見つけ、慌てて逃げようと羽ばたいた。
しかしキジは既に着地の動きに入っており、すぐには新たな揚力を得られない。大きな鳥ほど機動性が低いのだった。
宙でもがくキジを狙って、ステファノは|右上天《うじょうてん》の|礫《つぶて》を放った。鋭く空気を斬り裂きながら、礫はキジの翼を捉えた。ネオン師が教えた急所であるつけ根の部分だった。
「キィーッ!」
悲し気な鳴き声と共にキジはぼとりと地に落ちた。入れ替わりに地面に降りていた1羽が逃れようと飛び立つ。
ステファノはこれを|左下天《さげてん》の礫で落とした。
「ピーーッ!」
樹上に止まっていた|雷丸《いかずちまる》が滑空術で降りて来た。地面でもがく2羽のキジに雷撃を放って止めを刺し、主人を待つ。
「大したものだな」
茂みから姿を現し、ネオン師は一言感想を述べた。それだけではステファノの投擲を褒めたものか、雷丸の行動を褒めたものかわからない。しかし、ステファノは褒められたのは雷丸だと解釈した。
小さく師に向かって頷くと、獲物を回収しに水辺に向かった。
回収した死体をネオン師が改めてみると、果たして2羽とも翼のつけ根を折られていた。
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📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」
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