📖第528話 ……お前には似合いの武器になるかもしれない。
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093075262914652📄翌日、朝の日課の後、ステファノはネオン師と共に試射場にいた。
「まずは|遠的《えんてき》に慣れてもらう。投法は左右の『中天』で行う」
飛距離、威力、命中精度を全て満足させられるのは、「中天」以外になかった。
「使う石も大きくなる。いきなり全力で投げると肩を壊すぞ。5割の力から始めなさい」
ネオン師が示したのは拳大の石だった。
確かにこれを思い切り投げたら筋肉を痛めそうだと、ステファノは思った。
「隠密性は考えなくていい。体全体を使って大きな動きで投げろ。腕だけに頼ってはいけない」
そう言うと、ネオンは自ら一石を投じて見せた。
半身の姿勢から片足を上げ、体を捻りながら足を大きく前方に踏み出し、腰から肩、腕、手首に回転を伝え、石を飛ばしていた。
「右手でも左手でも投げられるようにする。すなわち体は左右均等に鍛えなければならない」
ネオン師はあえて力を抑え、山なりに石を飛ばした。それでも石は40メートル先の標的を捉えた。
「状況によってはあえて山なりに投げる場合もある。途中に障害物がある場合などだな」
高く投げ上げた石を頭上から落として、物陰に隠れた敵を倒す技もあると、ネオン師は言った。
「お前も山なりの投法から始めると良い」
そう言い残して、彼女は狩りに出かけて行った。
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📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」
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