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📖第525話 それにしても、「黄泉路」とは何だ?
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📄拾い集めた小石を台の上に並べながら、ステファノは考える。

(「上天」、「中天」、「|下天《げてん》」は胸から上の高さで腕を振る。それはわかる)

 腕を振る角度が変われば、体幹の使い方が変わる。回転させる軸の方向が変わって来るのだ。
 ステファノはネオン師の映像を思い浮かべる。石を持たずに上天、中天、下天の動きを自分の体でなぞってみる。

(なぜ違う投げ方がある? 「そうした方が良い場合」があるからだ。上から投げる時、横から投げる時……)

 恐らくは周りの環境に合わせるのだろう。右に障害があれば、「上天」で投げるか、「左四方」を使うしかない。反対に天井が低ければ、「中天」や「下天」で投げるしかない。

(それにしても、「|黄泉路《よみじ》」とは何だ? 下から投げる必要があるか?)

 |黄泉《よみ》とは「死者の国」のことだ。誰か年寄りに聞かされたことがある。「黄泉路」というのは「あの世」へ向かう道のことだろうか?

(ひょっとして殺人技のことだろうか?)

 ネオンが見せた黄泉路の|礫《つぶて》は、長テーブルの下をくぐって飛んで行った。

(敵の隙を突き、死角から攻撃するための技なのかもしれない)

 物陰や木陰に身を隠しながら、出所を悟らせずに礫を撃つ。そういう技に思えた。
 死者の国は、確か地の底にあるはずだ。地の底から湧き出すように低い位置から飛んで行く礫。それが黄泉路ではないか。

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🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

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