📖第523話 その格好を見れば武術の師がいることはわかる。
🌎
https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093074570703593📄「よし。次は反対の手だ」
ネオンは左手の動きも確認した後、ステファノの腕を開放した。
「なかなか手先が器用だな。左手も使えそうだ」
「長いこと飯屋の下働きをしてました。そのおかげじゃないかと」
「なるほど料理人か。ならば刃物にも慣れているわけだ」
納得したのか、ネオンは薄っすら微笑んで頷いた。
次は外で動きを試すと言われ、ステファノはネオンに続いて裏庭に出た。
裏庭には簡易的な試射場が設けられていた。四方を縄で囲った長方形のエリアの中に標的を括り付けた立木が立っている。
標的は20メートルのものと、40メートルのものがあった。
的はわら束を重ねただけのもので、印も何もついていない。標的側の試射場の端は、杭と板壁が張り巡らされていた。的を外れた|礫《つぶて》が飛んで行かないようにしているのだろう。
「台の上に適当な石が転がっているだろう? 1つ、2つ投げてみろ」
試射場のこちら側には横に細長い机が置いてある。台とはそのことだろう。見れば、確かにゴロゴロと様々な石が置いてあった。
石の大きさはバラバラで、形も決まっていなかった。
ステファノは比較的に形の整った小石を手に取り、20メートルの標的に向かった。
(まずはイドも魔力も使わず、素の体力で投げてみよう)
+++++
📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
🌎
https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346🎬「ハリウッドよ、これが異世界ファンタジーだ!✨」
(「第4回 一二三書房WEB小説大賞」一次選考突破!)
春休みに読むなら、この一作。
ずぶずぶとどこまでも続く異世界の沼。
ハリ○タじゃ読めない、魔法の深淵を描いた「シン・異世界ファンタジー©🏰」。
557万PVの支持を集めて、堂々連載!
📢毎週火木土、大好評公開中!✨
ぜひ読みに来てね~!🙏😊