📖「第516話 わからないことは……やってみるしかないか?」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818093073605845705📄|呪《まじ》タウンから王都までの道のりを、ステファノはゆっくりとたどった。
生活魔法で野営をしながらの旅が面白くなり、後半はほとんど人家に寄らずに旅をした。
(ヨシズミ師匠の山籠もりは、こんな感じだったのかな)
想像してくすりと笑うこともあった。
村や人家に立ち寄る際は、ジョバンニ卿のことを聞いてみた。若き日の逸話が残っていないかと。
盗賊との立ち回りは人々の記憶に残っていなかった。ただ、見目良き侍女を連れた若者が剣の稽古をする姿を、珍しいものとして記憶にとどめた者がいただけであった。
「稽古はどんな様子でしたか?」
「どんなって言われてもな。1人で静かに体を動かしていたな。理由は知らねぇが、目隠しをして剣を振ったり、立木の間を歩いたりしていたっけ」
「目隠しをして稽古を――」
村人が言うには、目隠しのまま立ち木に斬りつけ、剣がつけた傷を確かめたりもしていたそうだ。
(どういう意味があるんだろう? |魔視《まじ》脳が覚醒していれば、目を閉じても周囲の物を察知できるだろうが……)
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📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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