https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16817330664192996183📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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📖第420話 メシヤ流の名を伝説にせよ。
2学期初日、年末に行われた研究報告会の採点結果が発表された。
個人での最優秀はステファノ。最優秀団体は情報革命研究会であった。
情革研は展示2件、秘匿案件1件の3テーマをエントリーし、いずれも5ポイントの評価を得た。評価委員会による貢献度判定の結果、スールーは4pt、サントスは5pt、トーマ4pt、ステファノは2ptを分配されることになった。
ステファノの得たポイントが一番低いが、これには理由がある。伝声管の中核技術である「拡声器」モジュールについては、独立した発明品としてステファノの個人テーマの部で評価を与えることになったのだ。
ステファノは団体の部での配点2ポイントに加え、個人の部で28ポイントを獲得した。1度の研究報告会で個人が得たポイントとしては歴代最多であった。あのドイルでさえ1度目の報告会では25ポイントの獲得に留まっている。
最も得点が高かったテーマはステファノの秘匿テーマ、「鉄粉を利用した魔道具の大量製作に関する報告」であった。6ポイントを獲得したテーマは、今回の報告会でこの1件のみであった。