📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346(【カクヨムコン8】中間選考通過作品)
・【PV】1.89M突破!🎉✨
・【🔖フォロワー】5,410人突破! 👫👫👫
・【おすすめレビュー★】3,650個突破! ★★★
・【応援💗】62k個突破! 💖💖💖
・【総文字数】700k字を越える大長編! (読み応え満点)
🖋「ギフト」――「神」が与えた恩寵にして、貴族の支配を固定する血統因子。
🖋「魔力」――「神」が平民に多く与えた恩寵。
🖋「科学」――神の恩寵の陰に隠れ、600年以上進歩していない技術。
🖋「ルネッサンス」――1人の少年が起こす、「世界」に対する挑戦……。
🖋この物語ははたしてどこにたどり着くのか? 見届けるべし!
⏰本日17:45更新。(毎日更新中)
📕【次回予告】第279話 できるだけ均一な鉄粉を入手できませんか?
📕一部抜粋:
「ふむ。それができれば画期的だね。どう改良するんだい?」
スールーの質問にステファノは、圧印器の実物を手に持って語る。
「この試作品では1ミリに1本の溝を切って、針の山のようなものを作りました。トーマは0.5ミリに1本溝を切れると言いますが、それでも文字を刷るには粗すぎます」
解像度が足りないのだ。0.5ミリに1本の溝では51dpiの解像度しか出せない。コンピュータ用のドットマトリクスプリンタでさえ180から240dpiが必要とされている。
およそ4倍の精度をステファノはどうやって実現しようというのか?
「できるだけ均一な鉄粉を入手できませんか?」
ステファノの言葉は3人の意表をついた。
「鉄粉だと? 圧印器に使うと言うのか?」
沈黙を破ったのはトーマだった。
「そうだ。今の試作品……1号機としようか。1号機は針の山にそれぞれ魔力を籠めてある。光を検知したら『押せ』という命令を発するように」
その機能を点毎に独立させるため、わざわざ溝を切って針山にしたのだ。
「今度は初めから『分かれている物』を使ってみようと思う」
「それが鉄粉か」
ステファノは鉄粉の1粒1粒に魔力を籠めようというのであった。
トーマにはまったく考え付かない発想であった。
……
🖋魔力の理、世界の謎に迫る「ドラマチック異世界ファンタジー」を、ぜひその目でお確かめあれ!🙇