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📢【告知】もうすぐ営業開始。17:45開店です(新話公開)。「🍚🥢飯屋」です。

📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346
(【カクヨムコン8】中間選考通過作品)

🖋149万PV御礼!🙇

📕第234話 火魔術で起こす火には特徴があります。
📕一部抜粋:

(これは……実験を手伝わされるのか? 目立たないように気をつけなくては)

 ステファノは内心焦りながら教室の前に進み出た。道着姿の田舎者がぎこちなく人前に出た格好である。
 ここまでは何の問題もない。むしろ教室を納得感が支配していた。

(あの格好じゃ目立つって)
(あれだけ妙な格好で堂々と歩きまわってるのに、今更おどおどしてるって何よ?)

「さて、君はステファノだね。結構。これから簡単な実験を1つ行うので、お手伝いをして下さい」
「わかりました」

 ステファノは覚悟を決めて教壇の前に立った。魔力の量さえ初級レベルに抑えておけば、大きな失敗はないはずだ。そう心に言い聞かせていた。

「やってもらうのは種火の術です。大丈夫ですね? 術を暴走させた場合は私と助手の彼女で強制的に無効化します。そうならないよう注意してください」

 ステファノがトーマに対して行ったようなことであろう。より強い魔力で術者が構成する魔力を吹き飛ばすのだ。そうすると、体内を他人の魔力が蹂躙することになり、気の流れが悪くなって体調不良をひき起こすらしい。

 危険回避のためやむを得なかったとはいえ、トーマには可哀そうなことをしたとステファノは後悔していた。

 自分が落ち着いていればトーマの魔力を吹き飛ばすのではなく、静かに拡散させられたはずだと思い至ったのだ。
 結局「不測の事態」に対する想像力と備えが足りていなかった。

 ……

🖋クラスの前で実験に参加させられるステファノ。
🖋これはやらかすパターンでは? 用心すれば大丈夫?
🖋いや、やるね! だってステファノだもの。(じくお)

🖋お楽しみください。🙏

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