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📢もうすぐ営業開始。「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

🖋17:45「🍚🥢飯屋」は営業開始します。(新話更新)

📕第215話 強く撃つだけが魔術ではありませんね。

🖋何だかわけわからぬことを口にするステファノです。
🖋「公式向けの実力」と「内輪向けの実力」のつじつまを合わせて満足したようです。

🖋後半は「新技」の訓練が始まります。その名も「水餅」。

📕一部抜粋:

 ステファノは一瞬考えた後、口角を持ち上げた。

「術の名は、『|水餅《みずもち》』です」
「はあ? ふざけた名だ。5番、水餅。発射を許可する。撃て」

 ステファノは気を落ち着けて標的と向き合った。魔術を使わないとなると20メートルの距離は遠い。
 礫を放つとしても思い切り投げる必要があっただろう。

 杖があれば長さと遠心力が味方してくれるが、ここにはない。イドを飛ばすためには投げ付けるしかなかった。

 ステファノは投げ付けるための|球《たま》をイメージした。おにぎりを作るように両手で空間を作り、そこにイドを満たす。掴み、投げ付けられるほどの密度と硬さ。

 興味津々にステファノの所作を見詰めるドリーであったが、その目にはステファノの両手が作った空間しか見えていない。

(だが、何かある。空気が歪み、淀んでいる……)

 ステファノは右手に握ったイドの球を振りかぶり、標的に向かって投げ付けた。

 ステファノの腕が振り切られた瞬間、ドリーには透明な水しぶきが宙に散ったように見えた。

 ……

🖋今日もステファノは期待を裏切らずに、やらかす!
🖋お楽しみください。🙇

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