• 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他

📢本日早めに更新! 「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

🖋祝日🎌をお祝いして?、午前中に公開しました。
📕第195話 不立文字。言葉にできないものをどうして伝えれば良いのか?
📕一部抜粋:

「観想法」とはイドを観るための|行《ぎょう》であった。いつしか原義が薄れ、魔力を練るための瞑想法とされてしまった。

(この世界でも古代の人達はイドを観ていたんだ。観想法も丹田法も|魔視脳《まじのう》を活性化するための瞑想法に違いない)

 ステファノは内にある知識としてそれを悟った。

(機械が無くても、この瞑想法を身に着ければ誰もがイドを認識し、イデアを操ることができるようになる。誰もが魔法師になれる! だが……)

 太極の|玉《ぎょく》を作り出せなければ|魔視脳《まじのう》を刺激することはできない。始原の赤と終焉の紫、陽気と陰気を同時に操れなければ真の「観想」には至れない。

(堂々巡りだ。俺はギフトの力で太極を得た。ギフトのない人にどうやってそれを伝えたら良い?)

 不立文字。どんなに言葉を尽くそうとも、認識の外にある真理を人に伝えることはできない。始めに自分のイドが観えなければステファノも太極の玉を得ることはできなかったろう。

(ギフトを持たぬ人にイドの認識を与えること、それがこの先アカデミーを出てからの俺の使命になる)

 ……

🖋お楽しみください。🙇

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する