2次創作コンテストの募集が終了しました。
読む作品ごとに、「この手があったか」と思うことしきりなのですが、ひとつ気づいたことがあります。
作者の皆さまは、たいへん純粋な方ばかりだということ。いや、皮肉抜きに。
なんかひねくれたこと言うてるのオレだけやないかい、とガックリ膝をついてみたり。
たとえば宮沢賢治作品や新見南吉作品。
確かに、おとぎ話を多く書いた作家たちなんですが、実は暗黒面も深いんですね。
もし、彼らがその暗黒面剥き出しにして、同じ話を書いたらどうなっただろう、と思うのです。
それはまさに、カオステラーの所業ではないでしょうか。
もし、銀河鉄道が「修羅」の世界で毒草や昏い蛍光菌の間でゆっくりと止まったら。
自分の「誠意」に気づいてもらえないごんぎつねがストーカー行為を始めたら。
ああ、これやればよかったなと思うことしきりです。