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月曜の日の出を待ちて旅立ちし老女の笑みに阿弥陀が宿る(医師脳)

 四冊の年報を並べて見ると、年ごとに家族と施設との信頼関係が増したと思う。

「最期までお願いします」と頼まれれば爺医も頑張ってしまう。

 昨年のことだが、(休日を避け)施設長の出勤に合わせたかのように旅立ったお婆さんの顔を思い出す。

 熱心に介護を続けた親孝行な家族のため(余計なこととは思いながらも)死亡診断書に添えてしまった一首。

  月曜の日の出を待ちて旅立ちし老女の笑みに阿弥陀が宿る

https://kakuyomu.jp/works/16817139558514911529/episodes/16817139558576467409



(20200120)

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