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アマチュアが語るプロの創作論の在り方――を考えたんだが、エッセイにするほどでもないな

 生存報告のついでに、ちょっと語らせてくれ。
 こないだ、ツイッターで創作論についての話題が軽くバズってたみたいだ。震源地がどこかは知らないけどな。
 どんな話かって言うと、大きく分けて二つ。

「プロが本当に大事な創作論を語るわけないじゃん。企業秘密にしておくものであって、ペラペラ語る奴は信用ならないよ」

 ってのと、

「書籍化したことのない奴の創作論なんて聞いて何になるの?それで書籍化できるの?」

 ってのだ。

 せっかく話題になっているみたいだから、僕もとりあえず自分の意見を言っていこうと思ったのだが……ツイッターは変なのが監視している可能性が高まってきたから、こっちで語ろうかな。
 あ、ちなみにツイッターのブロック機能を過信しているやつは気を付けろよ。あれってログアウトするかブラウザ変えれば普通に読めるし、複垢使えば監視も出来る。しかもURLを直接コピペすれば引用RTも出来るし、そもそも魚拓をとって張り付ける方法もあるから、ぶっちゃけ何のブロックにもなってない。


 さて、まずは「プロ作家にとって創作論とは企業秘密にするべきかどうか」って話からいくか。
 これ、僕は「プロだからこそ創作論をどんどん言っていくものだ」と思っている。まあ、本業で忙しいなら無理にとは言わないが。
 そもそも創作論ってのは考え方の指標であって、創作そのものを指すわけじゃない。例えば「キャラを作るコツは〇〇だ」と言ったところで、「〇〇すれば必ずプロ作家のようなキャラを作れる」ってことではない。
 正直、企業秘密を持っている作家の方が信用ならないと僕は思うぜ。だって、そいつのいう企業秘密とやらは、アマチュアにも明日から真似できる程度の内容って事だろ?その程度の考えでよくプロを名乗ってられるよな。
 実力が薄っぺらいってことを自ら表明しているようなもんだぜ。

 ああ、それともう一つ。
 本当にプロ作家なら、自分を超えるかもしれない後輩の登場を恐れるべきではない。
 本当に恐れるべきは、そういう後輩が出て来なくなること。つまり、優秀な小説家が育たなくなり、小説自体が衰退すること。
 真にプロ作家なら、すべからくこれを恐れるべきだ。
 つまり僕に言わせれば「後輩に越されるかもしれないから企業秘密は教えない」とか言っている奴はまだまだ甘い。


 よし、次に「書籍化していない人の創作論が役に立つか立たないか」だ。
 これ、最終的には読んだ人が決めればいいと思う。「自分にとっては役立ったが、他の人にとっては役立たないかもしれない」ってスタンスでいい。
 ただ一つだけ言えることがあるとしたら、「俺はプロの創作論しか読まないし信じないぜ」みたいなことを言っている奴は、いつまでも大した作家になれない。プロ作家の金魚の糞でとどまる。
 本当に成功する奴ってのは、色眼鏡無しで情報を整理し、自分の中に組み込める奴だ。相手の肩書だけを見て価値を決めるような奴が大物になるとは思えない。
 一発屋で終わる奴ってのは、大概それじゃないか?
 見識が狭いっていうか、もともと見識の広さを作り出せないのさ。だからプロの真似事やパクリで一発当てるものの、そこから先に行けない。
 逆に、ヒット作を何本も打ち出す奴ってのは、自分で情報を取捨選択できるんだろうな。それこそアマチュアからでも何かを引き出し、馬鹿な意見さえ反面教師にして掘り下げられるやつがヒットメーカーになるんだろうぜ。


 言いたいことは大体言い終わったな。
 実はこれ、ちゃんとエッセイか何かにしてやろうとも思ったんだが、大した内容ではないのでやめといた。
 ここで誰にも見られずに葬り去られるのがお似合いの戯言だ。

 あ、でも偶然読んでしまった人は、コメント残してってもいいぞ。
 では、僕は再び執筆に戻るぜ。そちらでまた会おう。

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